ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

2022-01-01から1年間の記事一覧

陰陽の食養生を学びに奈良へ

中学校、高校ともに修学旅行は京都・奈良だった。いろいろ回ったはずだけど、やっぱり大仏様と鹿が印象に残っている。 そして今回、何十年かぶりで再び奈良を訪れた。ずっと以前から「マクロビの師」と仰いでいたオオニシ恭子先生のワークショップに参加した…

冬の喉ケアは花梨とスミレのシロップで

芳醇な香りの花梨。この季節だけの恵みに感謝しながら、喉を潤し、咳を鎮める特別なシロップを作る。煮詰める方法もあるけれど、私のシロップは発酵を楽しむ酵素シロップだ。そしてハーブをプラスする。 去年は花梨とスミレとてんさい糖だけで作ったが、今年…

いにしえの香りでオリジナル匂い袋を作る

大分香りの博物館・後編は匂い袋作り体験について。 オリジナル香水を作った後の休憩時間で、2階の「香りヒストリーギャラリー」を回る。古代エジプトからアールヌーボー時代に分類され、貴重な歴史資料が展示されていた。 ハーブ医学薬学についての展示もあ…

大分香りの博物館で調香体験

香水やコロンといった香りを身につける習慣はなかった。病院、ヨガスタジオ、レストラン等で他人がつけている香りを不快に感じることも多く、それなら逆もあるだろうと自分はつけないことにしていた。 ハーブやアロマを学び、香りの歴史や癒しの効能などを知…

バターナッツかぼちゃで憧れのレシピを

最近珍しい野菜との出合いが続いている。先日、近所の直売所で初めてバターナッツかぼちゃを見た時は「これだ、これ、ずっと探してたやつ!」と感激してしまった。 何度かブログに書いているが、普段漫画を読まない私がTSUTAYAで全12巻を借りて一気読みした…

おがくずの中に埋まっていたユリ根

デパ地下にはあまり縁がないが、野菜売り場を覗くことがある。ビーツやトレビスといった、ちょっと珍しいオシャレな野菜に出合えるからだ。 今回の邂逅はユリ根。お節や京懐石で食べたことはあるけど、日常的にお馴染みのものではない。だからおがくずの中に…

なんて可愛い生のローゼル

疲れた時の定番のお茶は、ハイビスカス、ローズヒップ、ローズのブレンド。ほどよい酸味とルビーのような美しい赤い色に元気をもらう。 なかでもハイビスカスのお茶は、古代エジプトの時代から飲用されており、ピラミッドを積み上げた作業員たちの喉を潤した…

失敗続きの柿のタルトタタン

野菜の直売所へ行ったら、段ボールいっぱいの熟柿を発見。お値段なんと22個で480円だ。その時すでに私のかごには5個で350円の柿の袋が入っていた。さて、どうする。 柿はシャキシャキと歯応えのある硬めが好きだ。でも夫は熟柿をスプーンで掬って食べるのが…

ポリヴェーガル理論を再び

以前にポリヴェーガル理論に関する内容を書いた。素人が入り口の、そのまた入り口辺りに立って、おもしろいなぁと感じたことだけを書いた。 自律神経って交感神経と副交感神経の2つだと思っていたら、哺乳類には3つあって、「つながりを育む」という哺乳類だ…

4人の泥棒の酢を仕込んでみた

セージ、ローズマリー、タイム、こんなハーブの名前を並べるとスカボロフェアのフレーズを思い出す方も多いかもしれない。 今回は歌ではなくお酢の話。いつものハーブビネガーを「4人の泥棒の酢」を意識して作ってみることにした。 ☆4人の泥棒の酢(4 thieve…

セージのお話を読みながらマフィンを作った

どんなハーブが好きかと聞かれたら、ローズマリー、カモミール、ミントなど次々浮かんで困るけど、やっぱりセージかな。 古代ギリシア、ローマ時代から万能薬として使われてきた聖なる薬草セージ。学名のsalviaには「救う」「癒す」という意味があり、「救世…

老女の聖なる贈りもの

今週のお題「最近おもしろかった本」 心に響くよい本を読んだ。日本での出版は今から20年前の、結構古い作品だ。タイトルは「老女の聖なる贈りもの」で、インディアンの老女と白人のセラピストとの心の交流を描いたお話だ。ケビンコスナーの映画「ダンス・ウ…

ビーガン検定ができたらしいけど

世の中にはいろんな検定があるけれど、なんとヴィーガンの検定試験が始まったらしい。料理に関することかと思いきや、ヴィーガンをビジネスに活かしたい人のための資格のようだ。びっくり。 「Vegan検定は、地球環境、健康、飢餓、食糧問題、動物福祉の観点…

栗の甘酒でほっこりお汁粉

この季節にだけ作る甘酒。それは栗の甘酒だ。さつま芋で作る甘酒とおんなじぐらいほっこりして大好き。栗ジャムのようにパンにつけたり、温めた植物ミルクに入れたり。 今回はちょっと思いついて、栗の甘酒を使って黄色いお汁粉を作ってみることにした。白玉…

古いハーブカッターで手作りハーブソルト

ハーブソルトは庭のハーブを刻んで、お塩と混ぜて、チャチャっと作ることが多かった。でも、今回ニールズヤードさんでハーブソルト作りの講座があって、しかも八ヶ岳からハーブが届くというので受けてみた。 講師は前回受けたアカマツの講座と同じ矢崎綾子先…

セルフガーデニングという考え方

本との出合いはいつも偶然。購入の決め手は直感に限る。 今回出合ったのは、こちらの本だ。 「私という植物を育てることに決めた」 植物に水をあげているのに、その植物から水をもらって気持ちよさそうにしている人のイラスト。そしてよく見ると、鉢にはMYSE…

植物性ミルクは定着するか

牛乳の代わりにベジの人たちが長らく飲んでいた豆乳。最近ではナッツミルクや穀物ミルクが登場し、豆乳に代わる「第3のミルク」として存在感を増しつつある。 スタバではいち早くアーモンドミルクやオーツミルクを取り入れ、ソイラテ以外にも植物性ラテの選…

長崎被爆クスノキを訪ねて

長崎原爆の日を前に、山王神社の一本柱鳥居と被爆クスノキを訪ねた。 ここ数年、大樹の生命力やその癒しの力に関心を持ち、大樹を訪ね歩く「大樹巡礼の旅」を続けている。きっかけは広島原爆の地で蘇ったイチョウの木の話を読んだことだった。 75年間は草木…

スピリチュアル音楽家、ローズマリー・ブラウン

不思議なCDに出合って、買ってしまった。いわゆるジャケ買いだ。期待外れだったらどうしようと一抹の不安もあったけど、長年お世話になっているスピリチュアル専門書店「ブッククラブ回」さんで紹介していたので、大丈夫だろうと思った。 <ローズマリーの霊…

赤紫蘇ジュースとおまけのキムチ

季節の恵みというものがある。その時季にしか手に入らない、ありがたいもの。しかし忙しさにかまけていると、あっという間に旬を逃して来年まで御預け、なんてことになったりするから、ぼやぼやしていられない。 私にとっての「夏のありがたいもの」は、赤紫…

アカマツに夢中

数年前からヴィーガンの人たちの間で「松葉茶」が何かと話題になっていた。血流をよくし、老廃物のデトックスによいということで、私も試しに購入し時々飲んでいた。 その後「松葉ジュース」というのも、よく見かけるようになり、もしかして松葉がブームなの…

玄米で初めての生米パン

パン作りはとても奥が深い世界だと聞く。気温やこね方で発酵具合が変わり、熟練の方でも時には失敗することもあるとか。だから私にはとても無理、とパンの世界には近づかないようにしてきた。 でも、せめてひとつだけ、素材もシンプルで、作り方も簡単なパン…

日本のモネの庭を訪れて

高知一人旅~その③「モネの庭」 牧野植物園を訪れた翌日はフリー。桂浜など、高知観光の有名どころを巡るのもいいけれど、せっかくだから思い切って遠出することにした。 高知駅から、JRと土佐くろしお鉄道、バスを乗り継いで2時間もかかる所にある、北川村…

牧野植物園つづき

高知一人旅~その②「牧野植物園」 retoriro.hateblo.jp 最初のうちは写真を撮るのに夢中だった。せっかく来たのだから、しっかり見て、旅の記録に残そうと張り切っていた。 でも、途中から「今・ここにいる」ことをもっと感じて、味わおうと思うようになった…

念願の牧野植物園へ

高知一人旅~その①「牧野植物園」 「日本の植物学の父」と言われる牧野富太郎博士。美しく細密な植物画に魅せられて、いつか高知にある牧野植物園に行ってみたいなと思っていた。でも、思っているだけではなかなか実現しないもの。 それが、来年の朝ドラが牧…

意外と簡単、ヴィーガンバター作り

ヴィーガン暮らしと言うと、禁欲的なイメージを持たれることがある。確かに人によっては、大好きな肉やケーキを我慢してヴィーガン生活にシフトした人もいるだろう。 私の場合は子供の頃から動物性食品が苦手だったので、なんの苦労もないし、特に代用品やも…

小さなハーブボールを作ってみた

「ハーブのお灸」と言われるハーブボール。布にいろんなハーブを詰め込んで丸め、マッサージなどに使う。その形がなんとも可愛らしくて以前から興味津々、機会があったらぜひ体験してみたいなと思っていた。 もともとはチベットが発祥の地で、東南アジアに伝…

ヴィーガン食材で春のブッダボウル

九州ヴィーガンフェスで買って来た食材で、さっそく春のブッダボウルを作った。作ったと言っても、今回はほとんど並べただけだけど。 購入したのはこちら。前回は電車を乗り継いで行ったので、重い野菜などは買えなかった。今回は車で行ってよかった~。いっ…

九州ヴィーガンフェスに行ってきた

4月24日の日曜日、舞鶴公園で九州ヴィーガンフェスが開催された。今回で6回目だそうだが、私が行くのは2回目。東京と違って地方ではヴィーガンのイベントは少ないので、とても楽しみだ。 11時ごろに到着。朝のうち雨が降っていたし、コロナ禍ということもあ…

散りゆく木蓮の花をお茶にしていただく

気がつけば、桜も散り、木蓮も散った。冬の終わりから春の始まりにかけて、ミモザの黄色、桜のピンク、木蓮の白と、新しい季節の訪れを感じながら、その移ろいを十分に楽しませてもらった。 これは2週間ぐらい前の庭の木蓮。空へ向かって真っすぐに伸びる枝…