ヴィーガン料理
庭のブラックベリーが今年もたくさん実をつけた。いちばん甘くて美味しいのは、ぽとっと落ちる直前まで熟した柔らかい実。黒くなっていても固いものはかなり酸っぱくて食べられないので要注意だ。 ところが、そういう熟した美味しい実には必ずカメムシが先に…
見た目はごつごつしていたり、一か所飛び出ていたりして、なんかあんまり美味しそうには見えないザクロ。でも割ってみると、びっしり詰まった深紅の粒が顔を出し、その美しさに目を見張る。 それもそのはず、ザクロは神話や聖書にも登場するくらい、大昔から…
昨年9月、ひょんなことから偶然立ち寄った神戸布引ハーブ園。すごく気に入って、新緑の季節に必ずまた来ようと強く思った。そして今回実現した神戸一人旅。1日目は広大な敷地のハーブ園でゆっくり過ごし、2日目は北野異人館を巡る1泊2日の旅だ。 布引ハーブ…
よもぎほど不思議な植物はない。そこいら辺に自生しているただの草と思いきや、大昔から邪気を祓う植物として神事に使われたり、またお茶に、お灸に、よもぎ蒸しにと薬草としても大活躍。加えてよもぎ饅頭のおいしいことと言ったら。 そんなよもぎは私にとっ…
今週のお題「小さい春みつけた」 旬の野菜は何でもおいしいけれど、苦みのある春野菜は格別だ。毎年この季節になると「そろそろ出てるかなぁ」と野菜の直売所を覗くのがなによりの楽しみ。 思った通り、菜花、グリンピース、クレソンなど、春を感じる野菜が…
今週のお題「最近おいしかったもの」 ずっと昔にマクロビの本で見て印象的だったもの、それは「手作りおせんべい」だ。おせんべいって家で作れるものなのかと感動したけど、同時にちょっと落ち込んでしまったのを覚えている。お母さんが子供のために作る手作…
今まで「もどき料理」ってあんまり興味なかった。大豆ミートで作る「もどき唐揚げ」とか。でも考えてみたら、いつも食べてる「がんもどき」も元々は「雁擬き」で、味が雁の肉に似ているからだとか。昔からあったのですね。 ちょっと前に高野豆腐で「ひき肉も…
ちょうど昨年の今頃だったかな。デパ地下でおがくずに埋まっていたユリ根と邂逅。恥ずかしながら、この歳になるまでユリ根がどんなふうに売られているのかも知らなかったから、もう驚くやら、感動するやら。 ごつごつした球根のようなユリ根を一枚一枚剥いて…
ヨーロッパ最大の賢女、薬草学の母と言われる聖ヒルデガルト。西洋音楽史に名を刻む音楽家でもあり、宇宙を幻視したことでも知られている。「ヒルデガルト療法」と呼ばれる彼女の教えは現代に蘇り、世界中で実践されている。 9月17日は彼女が81歳で天に召さ…
お気に入りの豆腐屋さんがある。小さなお店だけど老舗なので人気があって、いつ行ってもお客さんがいっぱいだ。車で1時間ぐらいかかるので、しょっちゅうは行けないけど、ドライブがてらお豆腐目当てに出かける。 いろんな硬さのお豆腐を数種類、がんもどき…
最近すっかり食材としての認知度が高まった大豆ミート。菜食の人じゃなくても、いろんな理由からお肉の代わりに使う人が増えたのか、普通のスーパーでも簡単に手に入るようになった。 でも、私はこの大豆ミートが苦手。いくら大豆からできていると言っても、…
誰が最初に言ったのか、ビーツは「飲む輸血」と表現されることが多い。初めてビーツジュースを自分で作った時に、なるほどな~と納得した。 切る前はごつごつしていて土色っぽいのに、ひとたび切ったら鮮やかな赤い汁が台所中に飛び散って、まな板はもちろん…
最近のお気に入りで、よく出かけるのが福岡県篠栗町。「森林セラピー基地」の認定を受けているだけあって、ヒーリングスポットやパワースポットも多い。 何と言っても、篠栗町は「日本三大新四国霊場」のひとつ、篠栗四国八十八ヶ所遍路で知られている。霊場…
パスタって食べてる時はすごく美味しいんだけど、後からお腹が妙に重くなってしまうこともよくあって、ついつい避けるようになっていた。小麦のグルテンが腸にへばりついて悪さするなんて話も聞くし。 最近はグルテンフリーの玄米パスタや大豆麺など、小麦粉…
麻炭パウダーを入れてご飯を炊くと、なぜかふっくらと美味しく炊ける。塩と混ぜて歯磨きすれば、口の中がすっきりして気持ちがよい。食べすぎてお腹が重い時は、お水に混ぜて飲むとデトックスになる。 こんなふうに日常のいろんな場面で大活躍の麻炭パウダー…
2月8日は「事八日」(ことようか)で、無病息災を祈って「お事汁」(おことじる)を食べる日だ。 日本の伝統行事に関する本によると、「事(こと)」という文字には祭りごとを表す意味があり、事八日は昔から事を始めたり、納めたりする節目の日とされてきた…
お米から作る生米パン。初めてその存在を知った時は驚いた。小麦粉に、炊いたご飯を大胆に混ぜて作る「ごパン」はよく作っていたけど、生のお米をそのまま使うとは。 考案したのはヴィーガン料理家のリト史織さんで、今ではパンだけでなく生米スウィーツもた…
最近珍しい野菜との出合いが続いている。先日、近所の直売所で初めてバターナッツかぼちゃを見た時は「これだ、これ、ずっと探してたやつ!」と感激してしまった。 何度かブログに書いているが、普段漫画を読まない私がTSUTAYAで全12巻を借りて一気読みした…
デパ地下にはあまり縁がないが、野菜売り場を覗くことがある。ビーツやトレビスといった、ちょっと珍しいオシャレな野菜に出合えるからだ。 今回の邂逅はユリ根。お節や京懐石で食べたことはあるけど、日常的にお馴染みのものではない。だからおがくずの中に…
ハーブソルトは庭のハーブを刻んで、お塩と混ぜて、チャチャっと作ることが多かった。でも、今回ニールズヤードさんでハーブソルト作りの講座があって、しかも八ヶ岳からハーブが届くというので受けてみた。 講師は前回受けたアカマツの講座と同じ矢崎綾子先…
パン作りはとても奥が深い世界だと聞く。気温やこね方で発酵具合が変わり、熟練の方でも時には失敗することもあるとか。だから私にはとても無理、とパンの世界には近づかないようにしてきた。 でも、せめてひとつだけ、素材もシンプルで、作り方も簡単なパン…
ヴィーガン暮らしと言うと、禁欲的なイメージを持たれることがある。確かに人によっては、大好きな肉やケーキを我慢してヴィーガン生活にシフトした人もいるだろう。 私の場合は子供の頃から動物性食品が苦手だったので、なんの苦労もないし、特に代用品やも…
九州ヴィーガンフェスで買って来た食材で、さっそく春のブッダボウルを作った。作ったと言っても、今回はほとんど並べただけだけど。 購入したのはこちら。前回は電車を乗り継いで行ったので、重い野菜などは買えなかった。今回は車で行ってよかった~。いっ…
懐石料理の最後に出て来る「湯斗(ゆとう)」は玄米茶のルーツとも言われているそうです。玄米とお湯だけというシンプルさなのに、なんとも香ばしく、あたたかく、ほっとする一品です。 懐石料理の解説によると、丁寧に炒った少量の玄米に熱湯を注いで作る、…
まだまだ柿がスーパーに並んでいます。嬉しいですね。今日も私は見切り品コーナーへ行き、熟れ過ぎた柿を探します。見切り品ではなく「おつとめ品」と書いてありました。 漢字で書くと「お勤め品」だそうで、「勤」の漢字には商人が客に奉仕するという意味が…
今週のお題「赤いもの」 お題の「赤いもの」と聞いて、すぐに浮かんだのがこちら。マルイデパートの前にあるハートの郵便ポストです。何度見てもインパクトある~。黄金の天使、弓矢も刺さっているエンジェルポスト。ラブレターをここに入れて出すと恋が叶う…
秋の恵み、むかご。恥ずかしながら、数年前までは全くその存在さえも知りませんでした。 いつもヨガの帰りに寄っていたマクロビレストラン。通常は玄米ご飯が出て来るのですが、時々「小豆ご飯」や「酵素玄米ご飯」が出ることがあります。 ある日、店長さん…
きのこの映画を観たら俄然きのこが食べたくなって、椎茸としめじの炊き込みご飯を作りました。でも、炊き込みご飯だとブログが数行で終わりそう。なにかアレンジできないかと考えたのが おにぎらず おにぎらずの存在は知っていましたが、作ったことはありま…
私たちの腸の調子を整えてくれる発酵食品。ぬか漬けや納豆、お味噌汁等、毎日の食生活には欠かせません。最近では発酵食品を手作りされる方も多いのではないでしょうか。 私も豆乳ヨーグルトや甘酒、塩麹、酵素シロップ、発酵小豆、キムチ等、いろいろ作って…
9月17日は聖ヒルデガルト昇天の日。毎年ドイツで行われる昇天祭には世界中から多くの研究者やファンが訪れるそうですが、昨年も今年もコロナ禍ですからどんな状況だったのか。 今でこそ「ヨーロッパ最大の賢女、薬草学の母」と言われる聖ヒルデガルトですが…