ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

植物にお白湯をかけると枯れる⁉ こんなナンセンス論争が昔ありました

情報が溢れすぎていて、何を信じていいのかわからなくなる時がありませんか?

 

「朝食は大切!絶対に抜いたらダメ」

                           VS

「午前中は排出の時間だから、朝ご飯は食べない方がいい」

 

 

「一日に水を2リットル飲んで毒素を排出」

       VS

「水の取りすぎは危険!滞って体に水たまりができるようなもの」

 

 

「年寄りほど肉を食べるべき!上質なたんぱく質を」

       VS

「年を取ったら粗食が一番!消化に負担をかけないこと」

 

もちろん、ヴィーガンについても「健康によい」VS「健康に悪い」と正反対の意見が出ています。専門家の間でさえ、このように意見が真っ二つに分かれるわけですから、一般の人たちは困りますよね。

よく「健康によいと思ってヴィーガンになったけど、色々本を読んでみたらやっぱりヴィーガンは健康によくないことがわかって、ヴィーガンをやめた」という話も耳にします。

自分の人生、すべて自分の選択の連続ですから、納得してやめたのなら他人がとやかく言うことではありません。

 

私自身はあまりそういう健康の本は読みません。「ヴィーガンは健康に悪い」とデータを根拠に言われても、食習慣を変える気がないからです。西洋栄養学では確かにそうなんだろうな、ぐらいで。タンパク質・脂質・糖質の三大栄養素が生命維持にはかかせないそうですが、、。私はきっとタンパク質が圧倒的に足りないでしょうね。

 

子供の頃から肉嫌いだったので、よく母親から「今に病気になるよ」と言われていました。結婚した後は「子供のために肉を食べなさい。それが無理ならソーセージでも。母親が病気になったら大変だから」と言われ続け、今でも90歳の母親から「まだ変な食事してるんだってね、今に病気になるよ。お母さんみたいにずっと肉を食べてきたからこそ長生きできるんだ」と言われます😢母親は今でも朝からソーセージ炒めを食べ、豚肉の生姜焼きを好んでよく食べているようです。

 

思うに親世代は子供の頃に加工品も食べず、米・味噌汁・ぬか漬け・梅干し・小魚(骨ごとばりばり)ぐらいで育っているから、体の基礎がよくできているのではないかと思います。だから成人後に肉食になっても意外と平気なのではないでしょうか。ふわふわパン・マーガリン・白砂糖・ソーセージなどの加工品やインスタント食品で育っている私の世代とは全然違うような気がします。

 

私は40年ぐらいずっと菜食ですが、お陰様で特に病気もなく、ケガ以外では病院に行くことも、薬を飲むこともありません。インフルエンザにかかっても、いい浄化の機会だと思って寝てるだけ。長年苦しんでいた花粉症もいつの間にか治ってしまいました。だから私は「菜食が健康法的に絶対いい」と信じているというより、「長年菜食で別に問題は感じない」のです。

 

世の中には青汁だけで生きている人や不食の人(プラーナで生きている⁉)もいるぐらいなのですから、人間の健康は「栄養素」だけでは語れないと思います。

 

7.8年ぐらい前になりますが、ネットで不毛な論争を見たことがあります。

「ミネラルウォーター」VS「お白湯」です。

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ミネラルウォーターとお白湯、どちらが栄養がある⁉


「お白湯」が体にいいと流行りはじめ、同じ頃「ローフード」も酵素を活かす食事ということで流行り始めました。今ではどちらも定着したので、両方を実践されている方も多いかと思います。

その頃、特にアーユルヴェーダを実践されている方たちが「お白湯」の体の冷え取り効果や浄化作用を語り、ローフードを実践されている方たちが「ミネラルウォーター」の摂取を勧めていたのですが、どちらがより体にいいかという話になって、「酵素は42℃以上で死んでしまうから、沸かした水には栄養がない」「植物にお湯をかけたら枯れてしまった」と過激な意見が、、。 

 

その後、その論争がどうなったのか忘れてしまいました。たぶんあまりに不毛な論争だったからネットを見るのをやめてしまったのだと思います。だって空から温かい雨が降りますか?ってことですよね。

 

私は朝、お白湯を飲むことが多いですが、常温のお水を飲むこともあります。

 

専門家の間でも意見が分かれるようなことは、本を読めば読むほど混乱してしまうこともあるでしょう。しっかり勉強して自分なりに納得できる根拠を得て、何かを選択することは大切な姿勢だと思いますが、自分の体のことは体の声を聴くのが一番だと思います。それが一番手っ取り早くないですか。