ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

「こんなまずいもん、二度と作らないでね」と言われたこと

娘がまだ小さかった頃
マクロビのレシピ本を見ながら一生懸命料理を作っていた。

 

今のようにマクロビスウィーツやロースウィーツの分野が確立されていなかったから、あの頃のヴィーガンスウィーツは今思うとイマイチだったかも。

 

子どもたちにも卵や牛乳、バターが控えめなスウィーツを食べさせたい。できれば入れずにオールベジで。
そう思ってレシピ本から選んだのがパンプキンパイだった。

 

一般的なパイ生地・・・・小麦粉+バター+塩
マクロビパイ生地・・・・全粒粉+ごま油+塩

 

一般的なフィリング・・・かぼちゃ+生クリーム+砂糖+卵+バター(こんなに⁉)
マクロビフィリング・・・かぼちゃ+豆乳+白みそ

 

記憶では確かこんな感じだった。これでは全く甘くない。今なら玄米水飴やアガペシロップぐらい入れそうなもんだけど。厳格なマクロビだったのか、フルーツもなく、、。とにかくレシピに忠実に一生懸命作った覚えがある。

 

子供は正直だ。一口食べて
「まずい!ペッ・・」

 

そしてダメ押しの一言。
「ママ、お願いだからこんなまずいもん、二度と〇〇ちゃん(自分)に食べさせないでね‼」とプリプリ。

 

確かにおいしくはなかったなぁ。特にパイ生地が硬いし、ごま油が強い。そして中身がかぼちゃと白みそだから、、。体にはよさそうなんだけど、パンプキンパイとはとても呼べない。

 

プロが作るヴィーガンチーズケーキにはコクを出すためによく白みそを入れてるから、あの当時も間違ってはいなかったと思うけど。

 

子育てをしている時は葛藤の連続だった。自分だけがヴィーガン食で、家族には一般的な食べ物、すき焼きとか肉じゃがとか、エビフライとかを作り、、。心のどこかで「家族も体のためには玄米菜食がいいんじゃないか」と思いつつ、学校給食を普通に食べることも大事なんじゃないかとか、大人になってから自分で決めればいいこと、と面倒な問題を避けていたような気がする。世の中が菜食に対してまだまだ否定的だったので、私も自分の食に対して信念がなかったのだと思う。

 

今日はヴィーガンスウィーツを作ったので、昔のことをあれこれ思い出してしまいました。

 

☆グルテンフリーさつま芋とかぼちゃのフルーツクラフティ

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材料は蒸したさつま芋・かぼちゃとフルーツ類

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皮ごと別々に潰す・少し塊が残っているぐらいでOK

 

それぞれに米粉・アーモンド粉・豆乳・メープル・ラム酒・シナモン等を入れて混ぜる。トッピング以外のフルーツも刻んで混ぜる。

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ヴィーガンスウィーツを美味しくしてくれるもの

 

昔もこれくらい入れたらきっとおいしくできたのに~~


自家製のバニラエキストラクトは、バニラビーンズに切り込みを入れてラム酒に漬け込んだもの。今はすっかり有名になったヴィーガンシェフ(ヴィーガンユーチューバーと言った方がいいのかな?)高嶋綾也さんが自家製バニラエキストラクトを紹介していたのを見て、ステキだったので真似して作りました💛

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180度で20分焼きます

 

トッピング多すぎたかも。見た目より味優先~~料理はいつも大雑把 (#^^#)

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焼きあがったところ・・ローズマリーがいい香り~

☆完全に冷めてから切り分けます。材料が自分でわかっているとやっぱり安心ですね。

 

まずーいパンプキンパイを作ってから、早25年が過ぎた。その間いろいろなものを作ってきたけれど、年とともにレシピ本を見ることが少なくなってきた。失敗したって、あれも経験、これも経験で、とにかくこれからも自分で食べるものぐらいは、できるだけ自分で作ろうと思う。もちろんオールベジで💛