ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

地球の裏側から輸入したスーパーフードを食べて得られる健康って?

菜食生活が長いが、ずっと同じようなものを食べていたわけではない。玄米と味噌汁、漬物だけのいわゆる "粗食時代" もあれば、マクロビオティックのレシピ本と一生懸命格闘して、大豆コロッケやグルテンミートの唐揚げなど、揚げ物ばっかり作っていた "マクロビ時代" もあった。(今やグルテンはすっかり悪者になったけど)

 

そして、一時期ローフードにはまった。ナチュラルハイジーン、うゎ~なんだかステキだぞ~

 

生で食べる。酵素が生きてる。

 

毎日、スムージーやナッツミルク、サラダ、ロー海苔巻きやロースープなど。火を通さないものばかり。揚げ物するよりずっと楽♪ 玄米炊くよりずっと速い♬ そしてロースウィーツのおいしいこと❣

なんだか体もすっきりしてきて、こりゃあいいやと思っていた。

 

だけど、その頃からチラッと「果たしてどうなのかな?」と思っていたことがあった。

 

スーパーフードだ。カカオやココナッツは昔からあるけれど、最近耳慣れないスーパーフードが健康によいとよく紹介されている。

 

  • アシード
    「古代アステカの知恵と力の種」と言われ、南米ではポピュラー。脳を活性化、コレステロール値を下げる効果がある。主な産地中南米
  • アサイー
    ポリフェノールが赤ワインの30倍で、アマゾンで生まれた「奇跡のフルーツ」と言われる。主な産地ブラジル
  • ビーポーレン
    蜜蜂が集めてきた花粉。人の体を構成する20種類のアミノ酸を全て含む。主な産地スペイン、ニュージーランド
  • カムカム
    ビタミンCの含有量が世界一の果実。熱帯雨林に自生する樹木。主な産地ペルー
  • ルクマ
    βカロチン、ビタミン、ミネラルを含み抗酸化物質が豊富でアンチエイジング、皮膚の再生に効果あり。主な産地ペルー、チリ
  • キヌア
    タンパク質が玄米の2倍、鉄分・カルシウムが10倍、低カロリーの穀物。主な産地南米
                          (スーパーフード便利帳より抜粋)

この他にもまだまだたくさんある。こうやって見てみると、主な産地が南半球が多くないか?商品として売られるまでに、どんなプロセスを経ているのか、今まで考えたこともなかったけど。

 

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アサイーなどのスーパーフードボウル

 

ローフードに出会った頃は、ネットショップなどで一通りスーパーフードを買い集めていたけれど、食べ慣れないものはいくら体によいと言われてもなかなか習慣にはならず、気がつけば賞味期限がかなり過ぎてしまい、、、。どれも高かったのに😢

 

そして極めつけがこれだ。

AFAブルーグリーンアルジー

35億年前、地球上に最初に誕生した藍藻類で、北米インディアンの聖地であるシャスタ山とアッパークラスマ湖にしか自生せず、人工的な栽培は不可能な「奇跡のホールフード」「原始のエネルギーを秘めた神秘のスーパーフード」と言われている。

 

「35億年前の地球のバイブレーションを記憶・保持している食品」らしいけど、この粉末やサプリメントのお値段が高いこと高いこと~
ローフードのレシピにこの粉末が使われているのを見たりすると、あまりに非日常的で呆れてしまうのは私だけではないだろう。

 

こんな貴重なものが今も存在し続けているのなら、そっとしておいてほしい。なぜそんな貴重なものを取って、人間のために加工して、それをわざわざ高いお金を出して食べる必要があるのか。

 

私は今でもローフードが大好きで、色とりどりの野菜をたっぷり使った大盛サラダをよく食べる。夏はスムージーも作る。コーヒーも飲むし、アボカドやナッツも時々食べるし、ココナッツオイルも使う。だから身土不二を徹底しているわけでもない。自分が食べるところまではオッケーで、その先はダメと自分の線引きであれこれ言うのは都合がよすぎるというのもわかっている。だけど私はスーパーフードはやはり遠慮しておこうと思っている。

 

必要以上に高いお金を払ったり、不自然な形で手に入れたものを食べて、そこまでして得られる健康って一体なんだろう。身土不二なんて考え方、もう時代遅れなんだろうか。ボーダーレスの時代だから地球人として地球上の食べ物を何でも食べたほうがいい?