ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

春のブッダボウル

ブッダボウル、buddha bowl 

なんか不思議なネーミング・・・

 

そのまま漢字に直せば「仏陀丼」⁇

 

要するにベジタリアンの人たちが食べる「野菜のワンプレートご飯」のようなものです。日本でも「菜食丼」や「ベジプレート」という言葉はありましたが、

ブッダボウル

というと、まず何だろうと興味がわき、その独特な響き、特別感、何かすごくおしゃれで、インパクトを感じるからネーミングってやっぱり人の心をつかむ力があるんですね。

 

ヴィーガン人口の多いアメリカ西海岸で、トップモデルやセレブ、ヨギーニたちの間で流行っているとか。

 

最初に感じたのは、なぜプレートじゃなくてボウルなんだろう?ということ。写真を見ると必ずしもボウルばかりではなく、プレートやかごなどに盛られていたりするから。

 

これはやっぱり何年か前にローヴィーガンの間で流行った「アサイーボウル」からきているのかな。いろんなものをのせるボリュームたっぷりの「シリアルボウル」もあるし。

 

それにしても、どこから「仏陀」がネーミングされたのでしょうか。

 

調べてみてもはっきりした出どころはわかりませんでした。あちこちでよく言われているのは

ヴィーガンの食事が仏教の精進料理を連想させる

・盛られた食材がふっくらした仏陀のお腹のようにみえる

 

この2点です。欧米ではずいぶん前から禅ブームはあったし、最近ではマインドフルネスの流行で瞑想やヨガを日常生活に取り入れている人も多いと聞くから、ヴィーガンご飯をブッダボウルと言うのも、あながちおかしくはないかもしれませんね。でもヴィーガンご飯がふっくらした仏陀のお腹のようにみえるというのは、どんなものか、、💦

 

ブッダボウル=仏様の器と考えてしまうと、「中身は何を入れたらいいの?」と迷いますが、実際は何でもありで、野菜・果物・豆腐・ナッツ類・穀物などを、かなり自由きままに自分の好きな組み合わせで盛り付けていいようです。

 

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春のブッダボウル

私も真似してブッダボウルを作ってみました❣

 

でも実は今日作ったのは車麩だけなんですよ。筍と蕗のピクルス、キャロットラペ、ミモザサラダ、菜花のお浸し、キヌアタブレ、インゲンの胡麻和えなど、他の物はみんな作り置きで冷蔵庫から出しただけ(#^^#)

 

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キヌアのタブレ

キヌアのタブレは以前作ったレモンの塩漬けを使いました。レモンが柔らかくなっていて使いやすかったです。

 

retoriro.hateblo.jp

 高円寺に「無国籍ヴィーガン食堂メウノータ」という素敵なヴィーガンレストランがありますが、そこでは大きなプレートにヴィーガン料理がたくさん盛られて出てきます。肉・魚・卵・乳製品無しと聞くと、ヴィーガン料理に馴染みのない方は味気ないサラダのようなものを思い浮かべるかもしれません。ですが、全然違うんですよ~。見た目も味もヴィーガン料理の楽しさ、豊かさ、奥深さを教えてくれるお店です。

 

インスタグラムを見ると、本当に色鮮やかで美味しそうで、個性豊かなブッダボウルを目にします。国や地域、食文化、季節、作る人の感性によってもいろいろなブッダボウルができるでしょう。

 

彩がきれいなこと、野菜や穀類、豆、ナッツなどの栄養が一度に取れること、「しっかり食べた」という満足感も得られる。そして何よりワンプレート、ワンボウルなのでシンプル!あり合わせの野菜や作り置きを並べ、ご飯をよそってできあがり!決まりはない。オリジナルでいい。この気楽さ、自由な感じがブッダボウルのよさなのかもしれませんね💛