ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

虫食いでも可愛い庭のチェリー

子供たちがまだ小さい時、庭にチェリーの苗木を植えました。その前にリンゴを植えて虫にやられ、桃を植えても失敗し、3度目の正直であまり期待もせずに取り合えず植えてみたのです。

 

その木がいつの間にか大きく育って、10年ぐらい前から可愛いチェリーの実をつけるようになりました。

 

始めのうちはすごくちっちゃくて一応チェリーはチェリーだけど、お店で売っているものとはだいぶ違います。やっと実をつけるようになったのに、すでに大きくなっていた子供たちはさして喜ぶでもなく「すっぱい」「ちいさい」とあまり関心を見せてくれません。

 

植物は人間のことばを理解するという話を読んだことがあります。だから葉っぱや枝を切る時は「今から切るよ、ごめんね」と声掛けしたり、「きれいな花を咲かせてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えると、ちゃんと伝わると。

 

子供たちの声が聞こえたのか、チェリーの実は年々甘くなり、大きくなりました。

 

いつもゴールデンウイークの頃が収穫時で、うれしいことに今年もいっぱい実をつけてくれました。

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鳥につつかれたり、カメムシに吸われたり、ナメクジに張り付かれたりしながらも、豊作💛

 

いつも自然との共生とか言ってるくせに、鳥が集団でやってくると気が気じゃなくて、そんなに食べるなーっと言いたくなるんですよね。かわいい鳥もいれば、鳴き声がキーキーとかわいくない鳥もいるんですよ~ カメムシやナメクジが張り付いているともう腹が立って(笑) 自然との共生、まだまだ修行が足りません。

 

大雨や暴風の時は全部落ちちゃうんじゃないかと心配でハラハラ・・・

 

チェリーって小さくて可愛いんですよね。なんか愛らしくて。だから採っている時はものすごく楽しいしありがたい気持ちなんだけど、そのあとの選り分けとタネ取り作業が・・・大変😢

 

けっこう食われてるじゃないか~~でも捨てるにはもったいないと葛藤しながら、一粒一粒選り分けて、タネを取ってはまた取って、3時間ぐらいかかったかな・・去年は途中で放り出してタネを取らずに冷凍してしまいました。

 

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米粉のクラフティを作ってみました。卵や生クリーム無しなので、ふわふわせずもちもちで食べ応えあり。クラフティというより " もちケーキ "

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こちらはリンゴジュースを寒天と葛粉で固めたゼリー。どちらもチェリーを上からめいっぱい載せただけの、芸のない超簡単レシピ。

 

残りはりんご酢に漬けたり、ジャムにしたり、冷凍したりとなんとかチェリーの作業が無事終わりました。

 

「季節のように生きる」

これは映画「日日是好日」のキャッチコピーです。

 

今年の春は自粛自粛の日々。いつ何が起こるか予想もできない世の中で、気持ちも移ろって行くけれど、毎年同じ時期に変わらず季節の家仕事ができる、これはすごくありがたいことなんだなとしみじみ感じました。

 

それにしても、人間にとって美味しいものは、鳥にもカメムシにもナメクジにもやっぱり美味しいんですね。