ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

波乗りさん 、 と名付けてみました

私たちに必要な栄養は3種類あるという話を読んだことがあります。

 

食べることで得られる栄養
呼吸することで得られる栄養
感じることによって得られる栄養

 

体にいい素材を選んで、気持ちを込めて作った料理を食べる。山の上で思いっきり深呼吸する。作り手の情熱がこもった映画や演劇を見たりアート作品に触れる。人によって元気の素は違っても、この3つはやっぱり共通ですよね。

 

だから逆もある。悪いものを食べたり、汚い空気を吸ったりしたらすぐに影響が出る。特に「感じる」は注意が必要です。すぐに心も体もバランスをくずします。

 

今からする話は私が一瞬でバランスをくずし、尾を引いてしまった体験談です。マイナスの波動を放ってしまうかもしれないので、よかったらさっと流しながら読んでください。

 

 半年ぐらい前のことです。偶然事故を目撃しました。

 

デパートの中を歩いていたら、人がやけに集まっていました。イベントか何かあるのかなとのぞいてみたら、若い女性がエスカレーターの下に倒れていて頭から血を流していました。エスカレーターから転落して頭を打ったのでしょうか、床にもけっこう血が広がっていました。うっすらと目を開けていたので意識はあるようでしたが、事故のショックでもうろうとしているようでした。

 

すでに救急車が呼ばれ、救急隊員が来るのを待っている状態で、動かすと危険だという判断からか、彼女は毛布をかけられてエスカレーターの下に横たわったまま、人目にたださらされている状態でした。

 

私はそっとその場を立ち去りました。外に出たらちょうど救急車が到着し、担架をもった人たちがデパートの中に入って行くところでした。ああ、よかった。

 

ヨガに行く途中だったのですが、バスの中でも心臓がどきどきし、額から血を流して放心したような目をしていた彼女の顔が、頭から離れませんでした。

 

ヨガスタジオに着いて、そんな話を人にしてもしょうがないので黙ってヨガをしましたが、胸の中がざわざわし、ひとりでに涙が流れてきて心ここにあらずという感じでした。

 

何事もなかったように「お疲れさまでした」と挨拶をして帰ろうとしたのですが、先生の目を見たら、急に涙があふれてきて「せんせーい、実はさっき事故を見て・・・」と話してしまいました。

 

自らクリスタルボウルを演奏し、瞑想し、アファメーションを唱え、宇宙との一体感を語る先生なので、すぐに私の不安定な状態を察して抱きしめてくれました。そして「大丈夫、きっと大丈夫。彼女がよくなりますように」とその場で二人で祈りました。

 

おそらくちょっとした不注意や間の悪さ、タイミングが重なって事故が起きてしまったのでしょう。ケガをした当事者の彼女がもちろん一番気の毒です。こんなことを言うと彼女に失礼だし、不謹慎かもしれませんが、その場にいた私たちもまた何かわけのわからない「負の波動」のようなものにやられてしまったのも事実なのです。

 

何気ない日常の中に突然入り込んでくる負の波動。自分が引き寄せたのかどうかはわかりませんが、何故かたまたまその時間にその場所を通って居合わせた。事故の瞬間は見ていませんが、とにかくこういう負のエネルギーは強いのであっという間に取り込まれてしまうんですよね。時々試されているかのように、そんなことが起こります。

 

retoriro.hateblo.jp

 

 改めて思うのは、人間って繊細にできてるんだなってこと。さっきまで何でもなかったのに、自分の意思と関係なく一瞬で影響を被ってしまう。そして心と体はいつも一体。心がざわつけば、体も反応し血の気が引いたり、震えが出たり、涙がとまらなかったり、呼吸もはやくなる・・・。自分ではもうコントロール不能です。

 

よく「波動を上げていれば、いいことばかり起こる」と言いますよね。確かにそうなのかもしれませんが、やっぱりいつ、どこで、何が起こるかわからないのがこの世の中。突然大きなマイナスの大波が襲ってくることもある。

 

まじめな人ほどその大波にのまれてしまうでしょう。息ができないくらい苦しい思いをし、それをうまく外に吐き出せないとパニックになってしまう。

 

あくまでたとえですが、そんな時ひょいっと波乗りしちゃう人がいたらすごいなって思うんですよね。大波にのまれずに、その上でゆらゆらとバランスを取りながら平気で瞑想なんかしているイメージ。波乗りさん、動じないけどフットワークは軽い。波動の高い人ってそんな人を言うのかなとふと思いました。

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 飛行機に乗って上空に上がると、地上のちまちましたことが急にバカらしく感じたりしますよね。ちょっと空間移動するだけで感じ方も変わる。だから地上で頑張りながらも辛い時はそんな自分を俯瞰できる位置まですーっと上昇してみようと思います。