ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

修道院の歯磨き粉と手作り麻炭ペースト

たまたま通りがかった所で見かけた期間限定ショップ。なんと修道院のケア商品を扱うお店でした。

 

世界最古の修道院薬局のレシピでそのまま作られているんですよ~」

 

なになに?世界最古の修道院薬局?

 

そんな声がけに、修道院の薬草学を勉強している私のミーハーセンサーがピピピッと反応し、思わず立ち止まってしまいました。

 

ハーブオイルやクリーム、石鹸、薬用ハンドソープなど、たくさんの商品が並ぶ中、目に留まったのは陶器のトレーやキャンドルホルダー。可愛い!修道院グッズ💛

 

「こちらはおいくらですか?」

「ああ、こちらはディスプレイなんですよ~」

 

雰囲気作りのグッズでした。危ない危ない、余計な物を買うところでした。

 

せっかくなので、修道院の歯磨き粉とリップクリームのセットを購入し、家に帰って調べてみたら、本当に「世界最古の修道院薬局」と出ていました。

 

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カマルドリ修道院は、イタリアのトスカーナ州の自然保護区に指定されている森の中にあり、カマルドリ修道院薬局は、中世期に修道院の中に医院が設立された時に、調剤所として作られたそうです。

 

修道院と言えば薬草。中世の時代から暮らしに必要な薬草を育て、それらを加工していろいろな薬を作っていたのですね。そして地域の人々の命を守った。そんな伝統が現代にまで受け継がれているのは素敵だけど、大変な苦労もあったのではないでしょうか。 

外観

内観①

内観②

商品陳列

 画像はこちらのサイトより引用 ↓ 

strasburgo.co.jp

 

購入したのはこちらのセット。

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歯磨き粉とリップクリーム。

 

そして不思議なグッズもセットで入っていましたよ。これは何でしょうか?

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このミニファイルのようなものは、なんとマスクフォルダーだそうです。イタリアでこんなの使うの? 日本向け商品でしょうか。

 

さっそくハミガキを使ってみたら、ミント味でさほど泡も立たず、さっぱりした感じでした。日本のハミガキ製品はほんの少量でも、なんかねっとり感がある。CMのように歯ブラシいっぱいにつけたら、何度口をゆすいでも、口の中に残る感じがします。

 

最近はもう塩だけのことが多いです。気分によって塩に麻炭(コズミックヘンプ)をのせたり。でも、まず歯ブラシに麻炭を載せる時に半分ぐらい下に落ち、歯ブラシを口に持って行く時に麻炭がふわーっと飛んでしまうので洗面所が大変なことになるんです。そこで今は麻炭ペーストを作っています。 

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後ろが麻炭と塩、前がハッカ油とペースト

麻炭ペーストの材料はマヌカハニーと麻炭とハッカ油だけ。

 

マヌカハニーは殺菌効果がすごいと言いますよね。たまたま夫がニュージーランドのお土産で買って来たので、喉が腫れた時になめたり、オーラルケアに使っています。

 

 麻炭はご飯を炊くときに入れたり、パン作りに小麦粉に混ぜたり、水に混ぜて飲んだり、歯磨きやお掃除などの浄化にと、いろいろ使えるのですが、日本では食用としての許可がなく「自己責任でご活用ください」と商品説明に書いてあります。

 

私はもう5,6年使っていますが、今のところ特に問題を感じたことはないですけどね。(ただ空気中にふわーっと飛んでしまうので、扱いづらいです) 

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 このペーストで歯を磨くと、歯がツルツル、歯茎もキュっと引き締まり、ハッカ効果で口の中がすっきりします。

 

私は一時期、麻炭を鼻うがいにも使っていましたが、けっこう後になって鼻の中から黒いものが出てくるので止めました。(鏡を見てびっくり)

 

理想的なのは、食べるものと体をケアするものが一致すること。でも実際やってみると難しい面もある。「米ぬかでシャンプー」「お酢でリンス」などはお風呂場の後始末や匂いなどで無理。(きゅうりやスイカの皮のパックなんかは今でもやるけど)

 

だからこそ工夫が必要なんだと思います。千年も伝統が続いているなら、修道院薬局にはそんなヒントがたくさんあるかもしれませんね。