冬は黒い食材を摂るといいといいます。たとえば、黒豆・黒米・黒ゴマ・黒キクラゲなど。
冬は寒さで冷えるため、腎臓の働きが弱くなる季節。血液の循環が悪くなったり、水が体内に溜まりやすくなる。黒い食材で腎の働きを高めるとよいそうです。お正月に黒豆、理に適っているのですね。
そこで、黒い食材を使って温かいスープを作ることにしました。
最近は隠し味にフルーツを入れるのにハマっています。黒い食材ということで、試しにプルーンを入れてみることにしました。果たしてどんな味になるかな。黒豆とひじきは前もって水に戻しておきます。
味付けは、塩麹とお醤油でシンプルに。素材からの旨味とプルーンの甘味がきっといい味のハーモニーを醸し出してくれるでしょう。
仕上げに黒ゴマペーストを入れて、黒いスープ完成です。
具だくさんの滋養スープができました。黒い食材で少しでも腎を助けてくれるといいけど。いつも頑張って働いてくれる体に感謝!
冬は黒い食材ばかりではありません。白い食材もおいしいですよ。こちらは乾燥する喉や呼吸器によいそうです。
白い食材を使って、白いスープを作ります。フルーツは洋梨を使ってみることに。果たしてどんなケミストリーが生まれるか。こちらは油で炒めずに、できるだけ素材の味を活かそうと思います。
こちらはスープの素になるので、味はつけずにこのまま小分けにして冷凍保存します。いただく時に一回分を取り出して、豆乳やライスミルクでのばし塩・胡椒で味つけます。
とても上品な味の白いスープができました。黒いスープはニンニク・生姜・ラー油でパンチが効いていますが、こちらは刺激のあるものを入れていないので、寒い朝の冷えたお腹にもきっと優しいでしょう。
黒い食材と白い食材。ふだんはあまり意識しませんが、こうやって集めてみると組み合わせの面白さもありますね。
冬は巣籠りの時。外に向けて発散するより、じっと内省するのが似合います。春になったら、今度はグリーンピースやそら豆で緑のスープを作りたいな。キーウィも入れてみよう。ちょっと気が早いけど、考えただけでワクワク~。