ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

黒い食材・白い食材

冬は黒い食材を摂るといいといいます。たとえば、黒豆・黒米・黒ゴマ・黒キクラゲなど。

 

冬は寒さで冷えるため、腎臓の働きが弱くなる季節。血液の循環が悪くなったり、水が体内に溜まりやすくなる。黒い食材で腎の働きを高めるとよいそうです。お正月に黒豆、理に適っているのですね。

 

そこで、黒い食材を使って温かいスープを作ることにしました。

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黒豆・黒キクラゲ・プルーン・ひじき

最近は隠し味にフルーツを入れるのにハマっています。黒い食材ということで、試しにプルーンを入れてみることにしました。果たしてどんな味になるかな。黒豆とひじきは前もって水に戻しておきます。

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ニンニク・生姜・ネギをごま油で炒めます

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黒キクラゲを入れて更に炒めます

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残りの材料を入れ、だし汁を加えます。だし昆布も細切りにして一緒に

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黒豆が柔らかくなるまで煮込みます

味付けは、塩麹お醤油でシンプルに。素材からの旨味とプルーンの甘味がきっといい味のハーモニーを醸し出してくれるでしょう。

 

仕上げに黒ゴマペーストを入れて、黒いスープ完成です。

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柚子を飾り、食べるラー油をたらしていただきます

具だくさんの滋養スープができました。黒い食材で少しでも腎を助けてくれるといいけど。いつも頑張って働いてくれる体に感謝!

 

冬は黒い食材ばかりではありません。白い食材もおいしいですよ。こちらは乾燥する喉や呼吸器によいそうです。

 

白い食材を使って、白いスープを作ります。フルーツは洋梨を使ってみることに。果たしてどんなケミストリーが生まれるか。こちらは油で炒めずに、できるだけ素材の味を活かそうと思います。

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カリフラワー・洋梨・蓮根・蕪

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材料を切って鍋に入れます

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水とローリエを加えて煮込みます

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ハンドミキサーでポタージュにします

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濾さずにこのまま小分けにして保存します

こちらはスープの素になるので、味はつけずにこのまま小分けにして冷凍保存します。いただく時に一回分を取り出して、豆乳ライスミルクでのばし塩・胡椒で味つけます。

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豆乳でのばします

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ペッパーを振り入れてできあがり

とても上品な味の白いスープができました。黒いスープはニンニク・生姜・ラー油でパンチが効いていますが、こちらは刺激のあるものを入れていないので、寒い朝の冷えたお腹にもきっと優しいでしょう。

 

黒い食材と白い食材。ふだんはあまり意識しませんが、こうやって集めてみると組み合わせの面白さもありますね。

 

冬は巣籠りの時。外に向けて発散するより、じっと内省するのが似合います。春になったら、今度はグリーンピースやそら豆で緑のスープを作りたいな。キーウィも入れてみよう。ちょっと気が早いけど、考えただけでワクワク~。