ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

バターナッツかぼちゃで憧れのレシピを

最近珍しい野菜との出合いが続いている。先日、近所の直売所で初めてバターナッツかぼちゃを見た時は「これだ、これ、ずっと探してたやつ!」と感激してしまった。

 

何度かブログに書いているが、普段漫画を読まない私がTSUTAYAで全12巻を借りて一気読みした「にがくてあまい」という漫画。映画にもなったから、ご存知の方もいるだろう。その公式レシピ本で、ずっと気になっていたのが「パースニップとバターナッツのロースト」という料理なのだ。

 

パースニップって、バターナッツって、一体何なの?と思い続けていた。

この料理の作り方はいたってシンプルで、オリーブオイルで野菜を和えてオーブンで焼くだけ。それなのにレシピ本に載っている写真は、とてもオシャレで素敵なのだ。いつか作ってみたいなとずっと思っていた。

 

バターナッツかぼちゃを手にして大興奮し、「次はパースニップだ」と近所のスーパーを駆け回ったけど、さすがになかった。パースニップって白人参のことらしい。

 

それでも幸い黄色い人参を見つけたので、それで代用することにした。材料はこの3つだけ。果たしてどんな料理ができあがるのか。

レシピ本とにらめっこしながら、野菜を切っていく。まずは初めてのバターナッツかぼちゃを半分にする。ひょうたん型だけど、中身はかぼちゃだ。ナッツのように濃厚な味がするというから、楽しみだ。

人参も、かぼちゃも、りんごも全て皮ごと使うように書いてある。素朴で温かい料理になる予感。

ボウルに入れて、オリーブオイルとメープルシロップで和える。なんか不思議な組み合わせ。甘い料理になるのかな。

耐熱皿に入れて、200℃のオーブンで30分焼くだけ。塩・こしょうとか、ハーブとか加えたくなるけど、ここはレシピに忠実に作ってみよう。シンプルイズベストだ。

 

焼きあがったら、から炒りしたクルミを散らして完成。こんがり焼けてすごくいい香りがしている。

うーん、初めて食べる味だ。りんごやメープルでほんのり甘いんだけど、スウィーツではなく、オリーブオイルが滲み込んだかぼちゃと人参が、素材のいい味を出している。ほくほくしながら、ちょっとさっぱり感もあり、炒ったクルミの香ばしさがアクセントになっている。

 

いろいろ加えてもっと複雑で凝った料理にもできるところを、あえてそうせずオーブンで焼くだけのシンプルレシピ。

 

それもそのはず、このレシピは主人公マキが一人で作る設定だからだ。マキは農家の娘なのに野菜嫌いで普段から偏食が激しい。今は大手広告代理店に勤めるバリバリのキャリアウーマンで忙しいこともあり、料理は一切せず、食生活は乱れている。

 

そんなマキがヴィーガンの渚という美術教師と出会って、食に対する意識が少しずつ変わっていく。そんなお話だ。

 

このレシピはマキが勤める会社のイギリス支社長、ギルバートがマキに送ったとっておきのレシピだが、そこには次のように書いてあった。

おいしく育っていくのを楽しみながら待つこと30分

確かに、いい香りがしてきて、素材がどんどんおいしくなっていくのを見ているだけで楽しい。料理はそんなに難しく考えず、時にはオーブンというパートナーに任せてしまってもいいのだと教えてくれる。

 

この漫画にはヴィーガンのレシピが100皿以上も出てくるが、その全てが作者の小林ユミヲ氏の創作料理だというから、もうすごいの一言だ。そしてどの料理にも、登場人物たちのいろんなエピソードがあって、心温まる。

 

ずっと作ってみたかった憧れのレシピはやっぱりオシャレだった。漫画に想いを馳せながら、この本のレシピを全て作ってみるのが私の目標だ。

 


にがくてあまい公式レシピ


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retoriro.hateblo.jp

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