ゴールデンウィークはどこにも行かず、家でひたすら作業していました。なかでも待ってはくれないのが季節の仕事です。天候を見ながらタイミングを逃さずに。
今年の庭のチェリー、最後の収穫。鳥や虫たちと分けっこしても、十分に楽しめました。でも実際半分ぐらいは食われてる~(泣き)
正直このまま冷凍してしまいたい~。すでにジャムも酵素シロップも作っているので、最後の方はどうしても面倒になってやる気が出ません。それでも「鳥たち、どうぞ~全部食べてください」と言えず、最後の最後まで収穫しようとする貧乏根性💦
冷凍するにしても、とにかく種だけは取っておかないと後で利用できません。サボったツケは後に来る。冷凍チェリーの種取りは過去に経験済みで、もうこりごりです。
取り合えず、種取りを始めましたが、道半ばでヘトヘトに。
半分ぐらい冷凍して、残りでいろいろ作りました。久々にハート型を引っ張り出してきて、寒天ゼリーを。2粒ずつきれいに入れるつもりが、えーい、いっぱい入れてしまおうとぎゅうぎゅう密状態。レモン汁を入れた甘さ控えめの寒天液を上から注ぎます。
プッチンした固めのゼリー。庭仕事の合間に気軽につまんで。
チェリージャムでこんなゼリーも作りました。チェリーはやっぱり色と言い、形と言い、なんとも愛らしい果物ですね。さくらんぼと言ったほうが合うかな。
最後に余ったチェリーを全て載せて、チェリーケーキを焼きました。おから+米粉+豆乳の組み合わせで素朴な田舎ケーキ。
本当は庭のチェリーの木に感謝を込めて、ローズマリーを枝に見立ててチェリーの木を描こうかと思ったのですが、さすがに子供っぽいかと中央にローズマリーをシンプルに飾りました。まわりに少し葉を散らして。
焼き上がりはこんな感じです。焼いている間、ローズマリーのいい香りがキッチンに充満し、なんとも幸せな気分。
米粉のもちもちした生地としっとり甘い生のチェリー。そこにパリっと焼けた香り高いローズマリーが意外と合いましたよ。
詳しいレシピは恥ずかしながらヴィーガンサイトvcookで公開しています。若きヴィーガン起業家の方が運営し、ヴィーガン文化を広げようと頑張っているので、私も微力ながら応援したい気持ちで投稿しているのですが、最近ヴィーガンの皆さんの投稿が急に増えてにぎわっているようです。
チェリーとローズマリーのケーキ|レトリロ【癒しのまあるいごはん】さんのヴィーガンレシピ
季節はあっという間に移り変わりますね。この暑さ、もう夏が来た?本当はゆっくりゆっくり流れているのに、普段他のことに気が取られているから、気づいたら季節が通り過ぎていた、あっという間と勝手に感じるのでしょう。
チェリーの種取りはよそ見はできません。指先を見つめながら手作業を繰り返していると、いつの間にか無心になるから不思議です。気がつくと暫し、今ここにある目の前のことだけを見つめる静かな時間の中にいました。
毎日すごい勢いで押し寄せてくる情報洪水の中で、必要以上に心配したり気を揉んだり。知らず知らず、そんな日常を送っていたのかもしれません。
季節の仕事は手間暇かかってちょっと面倒。でも確実に心に作用する、何か魔法のような効果があることは間違いないようです。