毎日暑くて庭仕事をサボっていたら、レモングラスがびっくりするほど生い茂っていました。完全に庭の主のようになってる。下の方にタイムもいるけど森の妖精小人のような小ささで目立たない。人間もいろいろだけど、植物もいろいろですね。個性豊かなハーブたち。
朝から大汗になること覚悟で切ることにしました。レモングラスは蚊を寄せ付けないと言われますが、念のため蚊取り線香も準備し、ハーブの虫除けスプレーを浴びてから庭に。
セージやミントは暑さにやられて白っぽくなっているのに、なんでこんなに元気なのでしょう。夏バテ知らずのレモングラス、その生命力にはびっくりです。昔から「庭のセージが勢いよく育っている家庭にはしっかりした女性がいる」と言われているそうだけど、レモングラスにはそんな話はないのかな。
あまり元気のないレモンバーム（メリッサ）もいっしょにとって、ハーブ水を作ることにしました。ブラックベリーもちょっとだけ収穫できてうれしい💛
取り合えず、いっぱい入れてハーブ水を作りました。ジャブジャブ洗っているだけでレモンのいい香り（正確にはレモンに似た香り）が立ち上がり、気分もさわやかになります。
ハーブティーも好きだけど、暑い夏はハーブウォーターもすっきりして美味しいです。水分補給にちょこちょこ飲んではお水を足しておくので、これぐらいたっぷりハーブを入れても大丈夫。
左がレモングラスとレモンバームをりんご酢につけたハーブビネガーで、右がレモングラス、ローズマリー、鷹の爪をオリーブオイルにつけたハーブオイル。慌てて作ったのでオイルにニンニクと粒こしょうを入れるのを忘れてしまいました・・あちゃ～。
ここまでで、もう大汗～。正直朝からヘロヘロです💦クーラーつけてあるのにちょこちょこ動くからでしょうか、汗がぽたぽたたれてきて目に染みる。頭にタオルを巻きましたよ(^^;) まさか朝から誰も来ないでしょうねと思っていたら、ピンポーン～～荷物が来て焦る焦る。
お茶用に小さなリースを編んで、残りはキッチンに吊るすことにしました。そう言えばレモングラスってトムヤムクンはじめ、タイ料理には欠かせないらしいですね。全然作ったことがないのですが、今度チャレンジしてみようかな。せっかくキッチンに吊るしたので、ちょこっと切ってお鍋に入れたら楽しいかもしれません。
部屋の中にグリーンがあるだけで元気が出ます。
ヒルデガルトの言ったヴィリディタス（Viriditas）は、「緑の力」「大地の癒し」「活力に満ちた生命の源」などと訳されますが、本来私たちにも備わっているはずの生き生きとした生命力。植物の力を借りるとそんな活力を取り戻せる気がします。現代人は自力ではなかなか元気が出ない・・？ なんのせいでしょうかねぇ、やっぱり環境・・。
ひと仕事終わったので、レモングラスのお茶で休憩です。さっき小さなリースに編んでおいたのでお湯を注ぐだけ。いい香りがして緩みますね～。
ああ、やっぱり暑い時でもお茶がおいしいです。ハーブは本当に心も体も癒してくれるので大好きです。
それでも庭に植えるハーブは少しでいいかなと感じています。以前は薬草魔女に憧れて、研究者でもないのにあれもこれもと植えていたのですが、完全に身の丈合わず、キャパオーバーでした。
家庭の小さな庭なのでハーブガーデンのようにはいきません。今は小さな庭の恵みをありがたく楽しめたら、それで十分だと思うようになりました。レモングラスひとつでも、こんなに大汗なんだから。
