☆市販の植物性食品を試食するシリーズ☆
プリンと聞いてすぐに浮かぶのが、あのプッチンプリン。なんと50年の歴史があるそうです。どうりでヴィーガン歴の長い私でもプッチンの記憶があると思ったら。
あのプッチンする瞬間が楽しいんですよね~。子供たちがまだ小さい時、楽しそうによくプッチンしていて、こちらまで笑顔になりました。考案した人、すごいなぁ。
でも考えてみたら、卵や牛乳にアレルギーがあるお子さんたちは一緒に楽しめない。お母さんが自家製で豆乳プリンを作っても、プッチンまでは難しいのではないでしょうか。
そんな声に応えるように、江崎グリコさんから「植物生まれのプッチンプリン」が昨年発売されました。
市販のものは甘いので、正直今まで試してみようとは思わなかったんです。(ゴメンナサイ)でも偶然に発売に至るまでの大変な苦労話を読んで、俄然興味が湧きました。なんと完成するまでに3年もかかったそうなんです。
植物性の材料でプリンは作れても、「プッチン」がなかなか難しい。何度も試作を繰り返してやっと「プッチン」ができる「植物生まれのプッチンプリン」が完成したそうです。
3個で216円、そんなに高くないですよね。植物性食品は割高なものが多いけど、リーゾナブルじゃないですか。
原材料はこちら。豆乳やアーモンドペースト等。
ちゃんとプッチン用のツマミがありますよ~。本当にプッチンできるのか、やってみるまでは半信半疑。
できました~!すごいすごい!何十年ぶりかのプッチンです。この遊び心はオリジナルならではですね。やっぱり楽しいなぁ。
植物性プリンの優しい感じ、後味の軽さという個性がありながらも、紛れもなくあのプッチンプリンです。
「アレルギー等でプリンが食べられない方にもプッチンを楽しんでもらいたい」「皆様が一緒に笑顔で食べられるプリンを作りたい」との強い思いが、開発のきっかけになったそうです。
苦労話を読んだ後に食べるとやっぱり感無量です。これを作るのに3年かぁ。どれだけ多くの人の手がかかっているのでしょう。大変な困難があったんでしょうね。
いつも食べる側、消費者側にいて、甘すぎるだの高いだの勝手なことばかり言ってるけど、商品開発する人たちはすごいと思います。
残ったプッチンプリンはクラフティにアレンジしてみました。米粉とココナッツミルクを加えて生地を作ります。
プリンの甘さが活かせるように、蒸したかぼちゃとローズマリー、酸味のあるベリー類を載せてみました。
180℃のオーブンで15分ぐらい焼いてみたら、、、。なんとすっかり埋もれてしまいました(号泣)
これじゃあ、まるで何が埋まっているかの宝探し。慌てて上から追加でいろいろ載せて体裁を整えてみたけれど、取って付けたようで変ですね(汗)でもプリンの力を借りたので美味しかったです。
50年もの歴史がある国民的スウィーツ、プッチンプリン。今まで食べたくても食べられなかった子供たちが一緒にプッチンを楽しめるようになったのは、吉報ですね。
リンクに貼ったプッチンプリンのページに行くと、「プリンに賭けろ!プッチンプリン物語」という長~い開発の漫画があるんですよ。「隠された感動秘話と成長の記録」とあるように、涙あり、汗ありでリアリティー満載。
2012年6月には40周年記念商品として「男のプッチンプリンおつまみ冷奴風」というのまで開発された。豆乳ベースの甘くないプリンで、ソースは醤油と生姜をきかせた出し汁ソースだとか。「これをデザート売り場で売るんですか?それとも豆腐売り場?」というツッコみまであって笑ってしまいました。
私は全然知らなかったのですが、大ヒットしたそうですね。今は売ってないのでしょうか。一度食べてみたいものです。
アレンジレシピというのもたくさんあって、食パンにプッチンしてプリントーストにしたり、焼きりんごの中に丸ごと入れちゃったりと、私の全く知らない世界がありました。50年も長く愛され続けるというのはこういうことかと目から鱗でした。
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