断捨離に励もう、もう古い雑誌類は捨ててしまおうと、勢いこんだものの、ついつい1冊ずつ手に取って見ちゃうんですよね。結果は然り。
古いmurmur magazineを読んでいたら「ジブンジソクゴハン」という言葉が出てきました。
えっ、自分自足?自給自足じゃなくて?
自分自身を満足させるご飯ってことかな・・。
自給自足は理想だけれど、誰でも簡単にできることじゃない。でも自分で工夫して自分を満足させるご飯ぐらいなら、作れるかも。
いやいや、意外と難しいのかもしれないなと思いました。家族のためには頑張ってご飯やお弁当を作るけど、いつも自分のことは後回し。残り物でチャチャっと済ませてしまう人も多いんじゃないかな。
考えてみると、「自己」や「自分」がつく日本語。あまりいいものがないような気がします。
自己満足(そんなのジコマンゾクでしょ)
自己嫌悪(落ち込んでもうジコケンオ)
自己顕示(あの人ジコケンジヨクが強くて)
自己愛(ジコアイ強くて気持ち悪い)
自己中(ジコチューすぎてつきあってられない)
他にも、自分勝手や自意識過剰、自己否定、自己矛盾、自己責任などなど。
怖いくらい冷たい感じがしませんか?
やっぱり日本は同調意識が強く、子供の頃から自己主張をよしとせずに育ってきてるから、「自分」が前面に出ることばもいい使われ方をしないのでしょうか。他のことより自分を優先させたり、自分を大切にしたりする行為には「許さんぞ」という風潮を感じます。
自己都合で自分勝手にやったんだから自己責任でしょ。
(自己犠牲の精神は美徳で、よく美談として語られるけど)
あ~あ、もうやめよう! これからは自分のために自分を満たす、「自分自足」をキーワードに生きよう!(自分自足という言葉、やけに気に入ってしまいました)
誰かのためを想い、誰かのために奔走し、誰かのために傷ついて、誰かのために疲れ切る。確かにそれは尊いかもしれないけれど、そのためにへとへとになって、自己嫌悪に陥ったり自己否定したりする必要はない。
なんか急にテンションが上がってきて・・(#^^#)
最近は全然買ってないけど、今でも続いているのかな、murmur magazine 手元にあるのは2009年のものだけど、見出しやキーワードをみても
セルフコンシャスプラン
エコ活
ホ・オポノポノ
エコロジーからコスモロジーへ
クラニオセイクラル
布ナプキン等々
インタビューの特集記事はレイチェル・カーソンの本をたくさん翻訳されている上遠恵子さん。
雑誌なのに内容はこの充実さで、先見の明があることがわかります。今読んでも全然色褪せた感じがしません。そして値段はなんと400円!
loving yourself is loving our planet
自分を大切にすることが、地球を大切にすることにつながる
こんなことも書いてある。だからいいんですよね、日本に住みながら自分を大切にしても。
そして自分を大切にしようとするときに、パワーをくれるのがローズ。
「愛のある心のひだのような花びらで、花の中心部を幾重にも守っているローズの花の香りは、そのなりたちと同じように、心の中心に働きかけてくれます」(カワムラタマミ)
ローズの花びらの芯の部分は、まさに本来の自分の心。繊細で敏感な心が傷つかないように自己防衛、幾重にもガードを重ねていたんですね。
そんなかたくなになってしまった心と身体をふわぁっと緩めたい。バラの花を飾ったり、ローズオイルでマッサージしたり。ローズの力を借りて本来の自分を取り戻し、自分自足の道をいざ進もう~
ああ、そんなことを考えていたら、結果的に今日も断捨離はできず・・。でも断捨離しようと思ったからこそ古い雑誌と再会できたから、それはそれでよかったのかも。