ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

お米からヨーグルトの種菌を作る

発酵生活に憧れて、自分なりにいろいろがんばってはいるのですが、まだまだ発酵生活の入り口辺りで右往左往している状態です。

 

一応習慣のようによく作っていて、自分でも身に付いたかなと思えるのは

・豆乳ヨーグルト

・季節の酵素シロップ

・甘酒

・ぬか漬け

・ヴィーガンキムチ

・ザワークラウト

・酵素玄米

 

こんなところでしょうか。味噌づくりなどはハードルが高そうで、まだ試したことはありません。

 

豆乳ヨーグルトと言っても、購入した植物性の種菌を使ってヨーグルティアをセットするだけ、酵素玄米も炊飯器任せでとても自分で作っているとは言えません。

 

 

retoriro.hateblo.jp

 

 

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以前TGGヨーグルト(玄米ぐるぐるヨーグルト)を一生懸命作っていた時期もありました。玄米と豆乳を混ぜて3回発酵させて植物性の乳酸菌を作るのですが、気温によって発酵が進まなかったり、進みすぎたりと結構むずかしいことと、3回に分けて発酵させるのが面倒でやめてしまいました。

 

でも豆乳ヨーグルトは、作る時にココナッツミルクを加えて味のバリエーションを楽しんだり、水切りヨーグルトにしてココナッツオイルを加え発酵バターのようなものを作ったりと、毎日の食生活にかかせないんですよ。

 

その素になる植物性乳酸菌をこの先一生買い続けるのかと思ったら、やはりこの辺で覚悟を決めて(大げさ)買うのをやめようかなと思うようになりました。

 

そこでこちらの本を参考にして、お米からヨーグルトの種菌を作ってみることにしました。

からだにおいしい発酵生活

 

まずお米1合をさっと洗い、水に浸して常温で1日おきます。

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次に、その水を捨てて新しい水をお米にかぶるぐらい加え、ミキサーにかけてクリーム状にします。容器に移したら冷蔵庫に1日入れて乳酸菌を増やします。

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これで植物性乳酸菌が完成したようです。さっそくヨーグルトを作ってみました。この菌大匙1を豆乳200㎖とよく混ぜて、1日おいて固まったら完成です。

 

半信半疑でしたが、気温がちょうどいいのかうまく固まりましたよ👍お味のほうもちょっと酸味もありいかにも植物性と言った感じでやさしい味でした。本にも書いてありましたが、底の方に米粉のざらざらした感じが少し残ります。ただ3回発酵させるやり方よりは失敗が少ないようです。

 

このような手作りの乳酸菌については、雑菌が入りやすいからやめたほうがいいという専門家の意見もあります。でも雑菌が入った場合は赤味がかったり、異常に酸っぱかったりと気づけるサインもあるようなのです。

 

全てがいつもいつもうまくいくわけではない。失敗もある。日常の暮らしのなかでそんな失敗も楽しみながら発酵のしくみや不思議を体験するのもいいかなと感じています。乳酸菌とともに生きる、なんてちょっと楽しいじゃないですか。

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 こちらはパイナップルの芯を乳酸発酵させて、パイナップルジュースを作るという試み。同じ本に出ていたのでさっそくやってみました。芯は普通捨ててしまうものなので、捨てずに発酵ジュースができたらすごいですよね。他の果物の芯でもできるのかな。

 

パイナップルの固い芯の部分を適当な大きさに切ってガラス瓶に入れ、甜菜糖大さじ2、水500㎖を加え2~3日常温に置きます。プツプツと泡がたってきたら発酵している証拠。冷蔵庫で冷やして完成。

 

こちらも美味しかったですよ。もちろん芯じゃなくて実の方をジューサーにかければ100%の美味しいジュースができるのは当たり前。それより味は劣るけど、捨てる芯を使って発酵させるというところが心をくすぐるポイントですよね。普段パイナップルなんて食べないのに、好奇心からやってみました。

 

 本の中に出てきた言葉が気に入っています。

「体も自然界そのもので、体の中に川があり、大地があるのだな」

 

著者は血液を水、血管や血流を河川、腸を大地にたとえ、大地(腸)を整えて河川(血流)に滞りがないように、きれいな水(血液)を流すことが大切だと言っています。

 

腸内にいる菌を元気にするためにいろいろな発酵食を作って、これからも「菌活」に励みたいと思います。次は自家製酵母おこしに挑戦してみようか、、ハードルが高そうです。