ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

きな粉のババロア

きな粉と豆乳を使ってババロアを作りました。ダブルイソフラボンで効果も倍増、さらに葛粉たっぷりでトリプル効果、って一体何の効果でしょう(笑)とにかくヘルシーおやつです。今回はメープルシロップなどの甘味も入れず、敢えてきな粉の味を楽しめるように作ってみました。

 

材料は、きな粉・豆乳・本葛粉だけ。葛粉はたっぷり入れてもっちもっちに。かなり素朴なイメージですが、牛乳や卵の入らないこんなおやつを昔の日本人は普通に食べていたのではないでしょうか。

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火にかけてからはけっこう練って練って、練りましたよ。エンゼル型かクグロフ型か迷って、結局クグロフ型に入れてみました。ひっくり返す時がいつもドキドキです。エンゼル型にした方が無難だったかも。

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本当は真ん中に小豆やあんこを入れて、最後にきな粉を振る予定だったのですが、きな粉の色がとてもきれいだったので、同色のさつま芋の甘酒を入れてみました。秋に作った金木犀のシロップも加えて。

 

固めなので、しっかり切り分けられました。ババロアが甘くないので、甘酒とシロップの甘さがちょうどよかったです。ああ、きな粉ってやっぱり美味しい!日本人にはソウルフード、子供の時にみんな食べてますよね。白いご飯に砂糖入りのきな粉をかけて食べていた記憶も。

retoriro.hateblo.jp

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余ったきな粉でドレッシングを作りました。いつも作っている醤油系のドレッシングに新タマネギの擦りおろしときな粉を合わせました。

 

家庭菜園とまではとても言えませんが、ちょっとだけ庭にハーブや葉物野菜を植えています。 さっそく採って来たレタスとクレソンで葉っぱだけのサラダ。

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タマネギの擦りおろしがきな粉でマイルドになっていました。ツンとした感じがしなくてよかったです。きな粉ドレッシング、案外いいかも。

 

葛粉は井上天極堂という創業150年の吉野葛専門店で定期的に購入しています。

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特にお気に入りなのが葛乳酸菌で、豆乳に混ぜて室内に置くだけで簡単に常温発酵し、純植物性の豆乳ヨーグルトができるんです。(気温の低い冬場はヨーグルトメーカーにかけると失敗がないです)

 今まで玄米の研ぎ汁やお米をミキサーにかけて乳酸菌の素を作ったり、いろいろやっていますが、週に1回は必ず豆乳ヨーグルトを作るので、忙しい時はこの葛乳酸菌が便利です。

葛乳酸菌は葛から採れた植物性乳酸菌です。葛は大豆と同じマメ科の植物なので、豆乳との相性は抜群。

最近は市販の豆乳ヨーグルトも売っていますが、自分で作った方が断然美味しいし、紙フィルターで水切りしてココナッツオイルと混ぜると植物性発酵バターができるので便利です。出来上がった豆乳ヨーグルトで数回菌の植え継ぎもできます。

 


乳酸菌 豆乳 ヨーグルト|豆乳でつくる葛乳酸菌ヨーグルト種菌セット|吉野葛 吉野本葛 天極堂 奈良

 

大豆や小豆などのお豆、さつまいもやかぼちゃなどの野菜、昔から普通に身近にある素材で作るおやつが好きです。特に葛は日本書紀や古事記にも登場するほどの伝統的な和の食材。精進料理にもかかせません。

 

これだけ世界各国の食材が手に入る世の中でも、大昔からの食文化の伝統が廃れずに、葛湯や葛餅などが楽しめるのはありがたいことですね。