ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

定期便で学ぶ、自然に寄り添うハーブティーのブレンド

聖ヒルデガルトの時代はハーブティーを楽しむ習慣はなかったという。当時は水が汚かったので、ハーブはもっぱらワインに入れてぐつぐつ煮出していたそうだ。そう考えると、お茶の時間をゆっくり楽しめるのは幸せなことだ。

 

自然療法を学び始めた頃は、ハーブティーのブレンドにせっせと勤しんだ。テキストに書いてあるブレンドは全てやってみないと気が済まない面倒な性分。今思うと、美味しいとか、体に効いてるとか、じっくり観察するというより「学んでいる感」に満足していたのだろう。

 

そしてある時、気がついた。自分という一人の人間に合ったブレンドは自分で見つけるしかないと。

 

私は寝つきが悪いのだが、一般的に「安眠のお茶」「ナイトキャップブレンド」と言われる、パッションフラワーリンデンバレリアンなどのブレンドを寝る前に飲むと、トイレに何回も起きて、安眠どころではない。

 

バレリアンは「朝起きて、まれに記憶が飛ぶことがある」なんて書いてある文を見つけてしまい、「記憶が飛んでたらどうしよう」とそわそわして、よけいに眠れなくなってしまった。

 

そんなこんなで、いつの間にかハーブティーのブレンドは無難なところで定番化(マンネリ化)していった。たまに張り切って何種類もブレンドしてみたら、まずくて「オエっ」となったことも。やっぱりブレンドには積み上げた「ブレンド学」が必要なのだ。

 

そんな時に偶然出合ったのが、こちらの和風月名のブレンドハーブティーの定期便。季節の巡りに添ったブレンドティーをいただきながら、その月に気をつけるべきポイントも学べそうなので、早速申し込んだ。

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1年コースの第1回目は神無月。ワクワクしながら待っていたところに届いたのがこちら。神無月には土用が含まれ、体調の変化に慎重に対応する必要がある、特に胃腸を整え、水毒にも気をつける等、その月の過ごし方のポイントが書いてあるので理解しやすい。

このような月ごとのブレンドは他で見たことがなく、とても新鮮だった。市販のブレンドは、冷え、花粉症、便秘、目の疲れ等の症状別か、デトックス、安眠、ホルモンバランス等の目的別がほとんどだからだ。

 

私は10年前からオリジナルの歳時記ノートを作っていて、二十四節気七十二候を書き、その月の行事、祭り、家仕事、庭仕事、養生、やること、行くところ、フィトセラピー、料理、チャレンジ、旬の食材、花等、毎年いろいろ書き加えている。

 

特にセルフケアカレンダーが役立っていて、「毎年11月にめまいが出ているな」「6月は頭痛とか鼻水とか腰痛とか、なぜか体調不良が多い」なんてことに気づくこともある。

 

この和風月名のハーブティーも書き加えることにしよう。霜月にはこのブレンド、師走にはこのブレンドと書いておけば、毎年巡って来るたびに大きな指針となってくれるだろう。

先生からのメッセージに、小瓶に移して、よく振って、混ぜてから飲むようにとあったので、小瓶に移してみた。神無月から睦月まで、4つ並んでいる姿が可愛い。定期便だけど、ひと月で飲み切ってしまうのはもったいなくて少しずつ残してある。

蓋にラベルを貼ったので、空っぽになったら真似して自分で入れてみよう。

大体5~8種類のハーブがブレンドされているけど、本当に美味しくて驚いてしまう。自分でブレンドすると、味が複雑になりすぎて、種類を増やせば増やすほど変な味になってしまうのに。

 

たぶん配分にも秘訣があるんだろうなぁ。後から柚子が感じられたり、すっきりしてるのにフルーティーだったりと、本当に絶妙なお味。複雑なのに飲みやすくて美味しいとは、これぞまさにブレンド力だと思った。

 

理想的には、その日の体調や、お天気、気分、目的(すっきりしたい等)に合わせて、庭からハーブをちゃちゃっと摘んできて、香りをかいだりしながら(本など見ずに直感的に!)ブレンドできたらいいんだけど。まだまだ修業中。

 

先日のオオニシ恭子先生の「自分食」と同様に、自分を整え、寄り添ってくれる「自分茶」を時間をかけて見つけていきたい、楽しみながら。

 

和風月名のブレンドティー定期便、またハーブ・アロマにご興味のある方、是非検索してみてくださいね。

植物・自然療法 ハーブ アロマのある暮らし!Repos+ ルポプラス @ 北九州市小倉北区

 

 

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