ずっとヴィーガン暮らし

菜食と薬草のおうち歳時記

ヴィーガン食品いろいろ試食!

私にはちょっと楽しいズボラな日がある。その日は料理を作らず、市販のヴィーガン食品をチンしたり、ボイルしたり、お湯を注ぐだけ。それでも楽してる、手抜きしてるといった罪悪感はなし。何故なら、これは「ヴィーガン食品の研究タイム」「前向きな好奇心を満たす試食」と自分に言い訳できるからだ。

 

長年菜食生活をしていると、日々の食事は玄米に味噌汁、おかず1、2品ぐらいで代わり映えがしない。時々張り切ってレシピ本とにらめっこしながら、凝ったものにチャレンジすることもあるけど、基本毎日が地味食だ。

 

だからたまにオーガニックスーパーなどで、目新しいヴィーガン食品を見かけると、「うわぁ、食べてみたーい」と目を奪われて、買わずにはいられなくなる。

 

今回は3つのヴィーガン食品を試食してみた。まずは「有機ヴィーガンカレーうどん」から。右上にお馴染みのVEGANマークが付いているので安心だ。

この商品を買ってみようと思った理由は「ソラノイロの店主が監修した」とあったからだ。ソラノイロは東京駅の「東京ラーメンストリート」内に店舗があって、ベジソバやヴィーガン担々麺がとても美味しい。「日本の最先端のラーメンを追求した店舗」だけあって、いち早くヴィーガン対応もしていて嬉しかった。

 

中身はこんな感じで、ノンフライの有機麺・有機材料のスープ・有機タマネギ等のかやくが入っていた。容器にもこだわりがあり、自然素材でコーティングもされていないので、コンポストでの使用が可能だそうだ。

お湯を注いで4分待つ。蓋を開けるとカレーのいい香りがしてくる。

これだけでも十分美味しそうだが、家にある野菜を加えると具沢山に。

ボリュームがあるのに、お腹も重くならず、後味もさっぱりしていた。販売元の「株式会社 風と光」は自然食品を取り扱う会社で、このカレーうどんを始め、他にも焼きそばやカレーなど「風と光がこだわり抜いて企画した」ヴィーガン食品がある。

 

次に試したのは「MERCY Vegan Factory」の「ヴィーガンキンパ」だ。韓国のキンパというと、見た目は日本の海苔巻きのようだが、ごま油が効いていてまた違った味わいだ。ただ牛肉や卵が入っているので市販の物は食べられない。

 

今回は「楽天市場キンパ部門で売り上げNo.1の実績」と「一度も動物性由来の食材を使用したことのないキッチンで調理している」というこだわりが目に留まり、購入してみた。

冷凍便で届いたヴィーガンキンパ。食べ方は箱ごとレンジで解凍し、30分放置せよとのこと。そうすることで加熱ムラがなくなるそうだ。自然解凍するつもりだったのに「自然解凍は白蝋化(はくろうか)現象が起こり失敗しやすい」とあって、ダメみたいだ。

 

レンジ解凍し、30分放置したところ。

開けてみたら、あふれんばかりに具材が詰まっていて美味しそう。

無農薬のコシヒカリ米に、7種の野菜(エリンギ・赤パプリカ・菜の花・にんじん・牛蒡・たくあん・きゅうり)、佐賀の高級海苔、醤油までグルテンフリーというこだわりの品。とっても美味しかったので、大阪の店舗にも是非行ってみたいなぁ。

 

最後は創業61年のこんにゃく会社、茂木食品工業が作った「蒟蒻と大豆でつくったサラダバーグ」だ。私も大豆ハンバーグはよく作るけど、こんにゃくとのコラボはおもしろいなと思って購入してみた。

2年かけて開発したというサラダバーグ。「大豆ミートはまずい」というイメージを覆す自信作だそうだ。主原料は大豆と玉ねぎとこんにゃくの100%植物由来、グルテンフリー、こんにゃく30%配合でカロリーオフ等が特徴らしい。

 

そのままでも、ボイルしてもよいとのことなので、ちょっと温めてみた。

こんにゃく効果か、食感がしっかりしていて食べ応えがあった。自分で作るベジバーグは茹で大豆、すり下ろし蓮根、椎茸、玉ねぎなどを入れることが多く、どちらかというと柔らかめなので、この硬さは新鮮だった。お弁当にもよさそうだ。

 

以上、今回は3つのヴィーガン商品を試食してみました。どれもこだわりの商品らしく、とても美味しかった。その上、お湯を注ぐだけ、チンするだけ、ボイルしてもしなくてもといったお手軽さ。

 

まあ、こだわりの分だけお値段も張るので、私にとっては「好奇心を満たす」ための1回限りの試食品だ。本当はストックしておきたい気持ちもあるけど、それはちょっと楽しすぎの贅沢というものかな。一応「ヴィーガン食品の研究」のつもりなので、試食の方はまだまだ続きます。