今週のお題「最近あったちょっといいこと」
最近私にとってちょっといいことが2つありました。
・朝日新聞グローブの特集がヴィーガンだったこと。
・普通のスーパーにヴィーガン食品が置いてあったこと。
子供の頃から動物性食品が苦手で、我儘な偏食と怒られ続けた私。社会に出てからは人づきあい優先、変な人と思われたくないという理由で、ずっと「隠れヴィーガン」でした。時代の変化も後押しし、これからは自分に正直に生きようと、このヴィーガンブログを始めた次第です。
だから世界のヴィーガンムーブメントがやっと日本にも上陸し、こうやって大手の新聞が特集を組んだり、ヴィーガン食品が買いやすくなってきたのは私にとって「ちょっといいこと」です。(逆にヴィーガンと一括りにされて困ることもある)
☆朝日新聞グローブの特集
最初のページにはジョコビッチを始めとする菜食アスリートについて紹介されています。実はヴィーガンになるトップアスリートたちが増えているのですが、その辺のところは映画「ゲームチェンジャーズ」で詳しく描かれています。
他にも、動物性食品を一切含まない病院食を患者に出すレバノンの「世界初・完全ビーガン病院」の紹介や、アレルギーや宗教の違いがあってもみんなが楽しく食べられるような「エブリワン・ヴィーガン給食」の取り組み(なんと日本です!)等、興味深い記事がたくさんありました。
☆スーパーで見つけたヴィーガン食品
私はヴィーガン歴が長いので、わざわざ市販のヴィーガン食品を買うことはありません。餃子の中身をキノコにしたり、蓮根や大豆でハンバーグを作ったりするのはごく当たり前のことです。(大豆ミートは使いません)
ただ最近手軽に買えるヴィーガン食品が増えて来たので、好奇心から買ってみることはあります。KAGOMEさんからたくさん出ているのを発見し、驚きました。
ヴィーガン認証マークが付いているので、外国人にも一目でわかりやすい。
そして動物性原材料を使っていないことも、イラストで示しているのでわかりやすいですね。
試しに「アラビアータ」をいただきました。どうせならと、パスタもグルテンフリーの玄米入りライスパスタで。
いやぁ、美味しかったですよ~。なんとお手軽な。私の苦手な大豆ミートは少ししか入っていませんでした。レトルトなどの加工品はゴミも出るし、あまり買いたくないのですが、美味しくてクセになりそう。
なぜこんなに美味しいのかと調べてみたら、なんとヴィーガン料理の第一人者杉浦仁志シェフがメニュー提案者じゃないですか。杉浦シェフと言えば賞をたくさん取っているヴィーガンの間では有名な方ですよ。カゴメさんとともに「1000 VEGAN PROJECT」とう活動をされているんですね。
私にとってはヴィーガンムーブが日本にも上陸し、ヴィーガンの認知度が上がったことで、少しは生きやすくなるのかなという期待があります。ただちょっと心配な点も。
ヴィーガン=代用肉を食べる人
こんなイメージができつつあるような気がしているのです。代用肉も「どれだけ肉の味・食感を出せるか」「肉にそっくりか」を目標に開発されているのではないでしょうか。私のように肉が苦手でヴィーガンになった人も多いはずなのに。似てたら食べられない!
先日デパート内のレストランに「ヴィーガンカレー」というメニューがあるのを見つけ、これなら食べられそうと入ってみました。
出てきたのは大豆ミートを使ったポロネーズ風カレーで、野菜はタマネギがほんの少し。味も食感もまるでひき肉で、正直苦手でした。しかも付け合わせのカボチャサラダはどうみてもマヨネーズ和え。
「ヴィーガン」「大豆ミート」が何かオシャレな流行のようになると、誤解を招く場合もありそうです。
そしてもう一つの懸念は
大豆、ナッツの過剰使用
ただでさえ、国際市場では大豆の需要が高まり供給不足になっていると聞きます。中国が豚の飼料として買い占めているというニュースも見ました。
今後ヴィーガンムーブがさらに広がり、大豆ミートの需要が増えれば、ますます大豆不足になって豆腐の値段が上がる、なんてことにもつながりかねません。
そして第3のミルクとしてナッツミルクの需要が高まっていますが、こちらも新しい問題を引き起こしそうですね。
ヴィーガンムーブはうれしいけれど、極端に偏って弊害が生まれないことを願います。