ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

3年目のローゼル

初めて生のローゼルに出合ったのは一昨年のことだった。デパ地下で偶然見つけて、可愛らしい形、濃い赤い色、上品な佇まいに目が釘付けになってしまった。品名を見ると「ローゼル」とある。ああ、これがいつも愛飲しているハイビスカスティーの本当の姿かと…

植物と人が出会う絵本に心惹かれて

今週のお題「絵本」 子どもの時にくり返し読んだ絵本、親になって読み聞かせのために求めた絵本、どれもすばらしく今でも心に残っているが、大人になってから自分のために選んだ絵本はやはり特別な想いがある。 ある時期、私は「秘密の花園」を始め、植物が…

初めての「生」落花生は感動の味

落花生と言えば千葉県産が有名だ。殻をパリっと割って、薄皮をチョリチョリしてから口に放り込む。特に面倒だとも思わず、次から次へと勝手に手が動く。そんなふうに食べるのが当たり前だと思っていたけど。 数年前から、時々「生落花生」なるものを見かける…

初めにハーブありき

日々ハーブティーを楽しみ、ハーブのブレンドに勤しんでいる私にとって、とても興味深い本に出合った。 「奇跡のハーブティー」(ジェイソン・ウィンターズ) 末期癌で医者から余命1年を宣告された著者が、ハーブを学び、ハーブを探し求め、自らブレンドした…

白い食材と言えばやっぱりユリ根

前回のお話の続き。秋は白い食材が身体にいいということで、白い野菜を探しに出かけた。なんとなく大根やかぶのイメージが頭の中にあったけど、そうだ、この季節ならではのとっておきがあるじゃないかと閃いた。 それはユリ根。以前から名前だけは知っていた…

秋は白い食材がいいらしい

季節によって食材の色のイメージがある。春は菜花、芹、クレソン、グリーンピースなど、春野菜がおいしいので断然緑だ。夏はトマトやスイカで赤、秋は栗やさつま芋、かぼちゃなどで、ちょっと茶系の黄色、冬は黒豆や黒米など、いわゆる黒五をよく食べるので…

同じ素材でロー&ベイクドケーキ

今から15年ぐらい前だろうか。ローフードに夢中になっていた時期があった。それまでの食生活はずっと玄米中心のマクロビだったので、「生で食べる」ことを軸としたローフードの考え方がすごく新鮮だった。 「生で食べると酵素が生きている」 「消化に負担が…

植物性ヨーグルト実験室

子供の頃から牛乳が苦手だった。なのにどうしたわけかヨーグルトは大好きだった。たぶん口当たりの良さだろう。冷たくて、柔らかくて、酸味が爽やかで。大人になって動物性の食品をだんだん食べなくなっていったけど、最後までヨーグルトは買っていたように…

夏の体は酸っぱいハーブサワーで整える

今がまさに真夏、夏の真っ盛りだ。節電なんて話はいつの間にか聞かなくなって「適度に冷房をつけて」「こまめに水分補給を」と、日に何度も聞くようになった。地球環境が変わり、夏がもはや「危険な暑さ」になったということだ。 そんな夏の水分補給に役立つ…

ブラックベリーで豆乳チーズができた

庭のブラックベリーが今年もたくさん実をつけた。いちばん甘くて美味しいのは、ぽとっと落ちる直前まで熟した柔らかい実。黒くなっていても固いものはかなり酸っぱくて食べられないので要注意だ。 ところが、そういう熟した美味しい実には必ずカメムシが先に…