ずっとヴィーガン暮らし

菜食と薬草のおうち歳時記

ヴィーガンスウィーツ

ハーブを取り入れたヴィーガンスウィーツをご紹介しています

イタリア栗粉で作る秋のケーキ

デパートのイベント会場でイタリア展をやっていた。英国展や北欧展はよくあるけど、イタリア展は珍しいなと思って覗いてみると、オリーブオイルやフォカッチャ、チーズ、パスタなど、いろんな食材が並んでいて楽しそう。美味しそうな実演販売もあってにぎわ…

まねっこチョコ甘酒

いいモノを見つけると、好奇心が先立って1度は買ってみたくなる性分だ。その次に「これって、自分で作れないかな」と無謀にも思ってしまう。もちろんプロが作った商品には到底及ばないのだけれど、いろいろ創意工夫するプロセスが楽しい。 この前は「薬売り…

いろんな植物ミルクを作ってみた

牛乳が苦手でも「ミルク」は飲みたい。ミルクという言葉にはなにか特別な、甘い響きがある。寒い日に飲むホットミルク、スパイスを効かせたチャイミルク、甘ーいミルクココア、おしゃれな杏仁ミルクなど。なんか、いいんだなぁ。 長い間、牛乳の代用品は豆乳…

不思議すぎる白いんげん豆粉

定番がマンネリ化する境目はどこだろう。そんなことを考えさせられた。 このところ「我が家の定番レシピ」作りに励んでいた。断捨離で最小限の物だけを残すように、レシピもいろいろ試して、工夫して、比べて、これだと思ったものだけを「定番」に昇格させる…

きな粉を練って練って

今日はずっときな粉を練っていた。葛粉はよく練ってるけど、きな粉は初めて。急にあることをやってみようと思い立ったからだ。それはちょっとした "まねっこ"。 先日コストコで買い物中に、ふと「薬売りのねりきなこ」という商品が目に留まった。ラベルがな…

同じ素材でロー&ベイクドケーキ

今から15年ぐらい前だろうか。ローフードに夢中になっていた時期があった。それまでの食生活はずっと玄米中心のマクロビだったので、「生で食べる」ことを軸としたローフードの考え方がすごく新鮮だった。 「生で食べると酵素が生きている」 「消化に負担が…

植物性ヨーグルト実験室

子供の頃から牛乳が苦手だった。なのにどうしたわけかヨーグルトは大好きだった。たぶん口当たりの良さだろう。冷たくて、柔らかくて、酸味が爽やかで。大人になって動物性の食品をだんだん食べなくなっていったけど、最後までヨーグルトは買っていたように…

レモン甘酒はもちもちチーズ風

家で甘酒を作り始めて早10年。初めは白米のお粥と米麹で作るオーソドックスなものだったが、玄米甘酒や雑穀甘酒、小豆甘酒など、素材を変えるだけでいろんな甘酒が作れることがわかり、どんどん面白くなった。 栗甘酒、さつまいも甘酒、かぼちゃ甘酒と試行錯…

余ったジャムは葛粉で固める

冷蔵庫の奥のほうにあるもの。いちばん高いところにあるもの。あるのはわかっているけど、取るのが面倒でついついそのままになっていたりする。作ったのいつだっけ?賞味期限は大丈夫? うちの場合はジャムです。作ったのもあり、買ったのもあり。ダイエット…

そば粉のガレット~ハーブのお花畑

1月から朝日カルチャーセンターで「植物の民俗学」という講座を受けている。ゴマ、アズキと続き、3月のテーマは「ソバ」だった。ソバの歴史は古く、縄文時代後期・弥生時代の遺跡から花粉が出土しているという。5世紀からは「救荒植物」(飢饉の際に食料にな…

源氏物語で紫の上も食べた亥の子餅

学生時代に学んだ源氏物語。来年の大河ドラマ「光る君へ」が紫式部の人生を描くということで、予習も兼ねてまた源氏物語にチャレンジしている。若い時は「古文を読む」ことに苦労したけど、今はむしろ平安時代の暮らしに興味があるので、現代語訳の助けも借…

ハーバリストの本で憧れていたルバーブ

いくつになっても、人生で初めて何かに出合うのはうれしいものだ。ハーバリスト広田靚子さん、萩尾エリ子さんの本で見たルバーブという野菜。フキのような長い茎がなんとジャムやパイに使われると知って驚いた。 直立不動にまっすぐ伸びているワイルドな姿と…

偏愛ラズベリーのつぶつぶケーキ

ベリー系の果物が好きだ。ストロベリー、ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリー、クランベリー、他にもマルベリー(桑の実)とか、チェリーもベリーのお仲間だ。 何と言っても姿かたちが愛らしい。皮をむいたりしなくても、手でちょっとつまめるのがいい…

夏野菜で作ったアイスはちょっと不思議な味

今週のお題「ベストアイス2023」 夏本番、今こそアイスが一番おいしい季節だ。お腹は冷やしたくないけれど、アイスを頬張って口の中だけでもひんやりしたい。 私の好みは和アイスだ。豆乳やココナッツミルクに、小豆やきな粉、抹茶を混ぜて、フードプロセッ…

おからがあったら必ず作る私の定番

お気に入りの豆腐屋さんがある。小さなお店だけど老舗なので人気があって、いつ行ってもお客さんがいっぱいだ。車で1時間ぐらいかかるので、しょっちゅうは行けないけど、ドライブがてらお豆腐目当てに出かける。 いろんな硬さのお豆腐を数種類、がんもどき…

土筆と桜で春色ドーナツ

春の訪れにわくわく、そわそわ心躍るこの時季の定番は、桜の花びらを使ったスウィーツだ。思い立ったらすぐに作れるように、桜の花の塩漬けをたくさん買って常備してある。庭に八重桜があればなぁ、自分でせっせと作るんだけど。 今年はどんな桜ケーキを作ろ…

失敗続きの柿のタルトタタン

野菜の直売所へ行ったら、段ボールいっぱいの熟柿を発見。お値段なんと22個で480円だ。その時すでに私のかごには5個で350円の柿の袋が入っていた。さて、どうする。 柿はシャキシャキと歯応えのある硬めが好きだ。でも夫は熟柿をスプーンで掬って食べるのが…

セージのお話を読みながらマフィンを作った

どんなハーブが好きかと聞かれたら、ローズマリー、カモミール、ミントなど次々浮かんで困るけど、やっぱりセージかな。 古代ギリシア、ローマ時代から万能薬として使われてきた聖なる薬草セージ。学名のsalviaには「救う」「癒す」という意味があり、「救世…

栗の甘酒でほっこりお汁粉

この季節にだけ作る甘酒。それは栗の甘酒だ。さつま芋で作る甘酒とおんなじぐらいほっこりして大好き。栗ジャムのようにパンにつけたり、温めた植物ミルクに入れたり。 今回はちょっと思いついて、栗の甘酒を使って黄色いお汁粉を作ってみることにした。白玉…

ヒルデガルトの喜びのクッキー・修道院のお菓子その2

修道院のお菓子をヴィーガンヴァージョンで作ってみようと思ってから、ずいぶん間が空いてしまいました。気を取り直して、今回は「修道院のお菓子・その2」です。 retoriro.hateblo.jp ヨーロッパではクリスマスにスパイスクッキーとグリューワインを楽しむ…

熟れ過ぎた柿で柿ようかん

柿も梨も林檎も、果物はシャキシャキが好きです。あの歯応えと瑞々しさがいいんですよね。 でも夫はじゅくじゅく、どろどろの柿が大好き。触ったらつぶれてしまいそうな熟れ過ぎの柿をスプーンでほじって食べるのが最高みたい(*_*) そんな柿はどこにある? …

ヴィーガンでもプッチンが楽しめた!

☆市販の植物性食品を試食するシリーズ☆ プリンと聞いてすぐに浮かぶのが、あのプッチンプリン。なんと50年の歴史があるそうです。どうりでヴィーガン歴の長い私でもプッチンの記憶があると思ったら。 あのプッチンする瞬間が楽しいんですよね~。子供たちが…

ふぞろいの庭の無花果でゼリーを作りました

ギリシャ神話や旧約聖書にも登場する無花果。「不老長寿の果物」と言われ、ポリフェノールや鉄分が豊富なことで知られています。 脳にはクルミ、腎臓には小豆、髪には海藻など、形が似ている物を食べるといいと言われます。天の神様が、人間が見つけやすいよ…

それからはモノクロケーキのことばかり考えていました

吉田篤弘さんの作品に「それからはスープのことばかり考えて暮らした」という小説がありますが、タイトルを勝手にお借りすれば、私のこの数日は「それからはモノクロケーキのことばかり考えていた」という状態でした。 「それから」というのは、だるころさん…

庭のベリー&ベリー

果物のベリー類。とにかく姿形が愛らしくてたまりません。私のベリー好きは昔からで、以前はハンドルネームも恥ずかしながら「ベリーちゃん」にしていました 主なベリーの種類は 赤系・・ストロベリー、クランベリー、ラズベリー、チェリー、レッドカラント …

試行錯誤の紫陽花ゼリー

先日紫陽花園に行ったので、想い出になにか紫陽花を模したスイーツが作りたくなりました。とくにアイデアがあるわけでもないけれど、思い立ったが吉日。何かやってみよう! ちょうどバタフライピーのハーブティーがあったので、それを使って青いゼリーを作っ…

バルサミコ酢でいつものご飯がイタリアン⁉

イタリアのバルサミコ酢。オシャレでお料理上手な方が使っているイメージです。気まぐれに買ってみたことはありますが、日本の澄んだお酢とは全然違うので使い方がわかりませんでした。 ところが「醤油と混ぜたらあっという間になんでもイタリアン!」という…

今年最後の収穫、チェリーの種取りに想う

ゴールデンウィークはどこにも行かず、家でひたすら作業していました。なかでも待ってはくれないのが季節の仕事です。天候を見ながらタイミングを逃さずに。 今年の庭のチェリー、最後の収穫。鳥や虫たちと分けっこしても、十分に楽しめました。でも実際半分…

きな粉のババロア

きな粉と豆乳を使ってババロアを作りました。ダブルイソフラボンで効果も倍増、さらに葛粉たっぷりでトリプル効果、って一体何の効果でしょう(笑)とにかくヘルシーおやつです。今回はメープルシロップなどの甘味も入れず、敢えてきな粉の味を楽しめるよう…

よもぎの葛プリンとフォカッチャの試作

春野菜のよもぎ。最近は和ハーブとしても注目されるようになりました。田舎暮らしをしている方なら、野山で摘んで来るのでしょうか。朝摘みよもぎでお饅頭を作ったり、干してお茶にしたり。憧れます。そんな暮らし、理想です。 子供の頃から、そんな「摘む」…