ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

そば粉のガレット~ハーブのお花畑

1月から朝日カルチャーセンターで「植物の民俗学」という講座を受けている。ゴマ、アズキと続き、3月のテーマは「ソバ」だった。ソバの歴史は古く、縄文時代後期・弥生時代の遺跡から花粉が出土しているという。5世紀からは「救荒植物」(飢饉の際に食料になるもの)として備蓄されたそうだ。

 

うどんと同様に一年中美味しいお蕎麦だけど、最近は麺だけでなく「そば粉パン」や「そば粉のガレット」等もよく見かけるようになった。香ばしくてもちもち感もあるので、小麦粉とはまた違った魅力がある。

 

ちょうどソバについて学んだところだし、そば粉を使ってガレットを焼いてみることにした。いつもはキノコや野菜を真ん中に載せて作ることが多いけど、今回は春っぽく庭のハーブをたくさん載せて焼いてみよう。

 

今年も春の日差しを浴びて咲き始めたポリジ

「エディブルフラワーとしてサラダに、ケーキに使える」という説明書きがあったので、思わず買ってみたレモンマリーゴールド。普通のマリーゴールドよりお花が小ぶりで可愛い。初めてなのでお試しに鉢に植えてみた。

他にもローズマリーの花、スミレ、ルッコラ、ミント、イタリアンパセリなどを摘んで準備完了。

たぶんお味としては小麦粉を使って、卵や牛乳、砂糖を入れたパンケーキのほうがずっと美味しいだろうなとは思う。でもそば粉の深い味わいとハーブを楽しみたいなら、やっぱり素朴に、できるだけシンプルに作ってみたい。

 

そば粉はこちらが気に入っている。福井県の「カガセイフン」のそば粉。農薬・肥料不使用の自然栽培蕎麦。

そば粉にオーツミルクを加え、だまがなくなるまでよく混ぜる。熱したフライパンに菜種油をひいて生地を入れる。

いよいよ上からハーブを載せていく。どこにどう載せようか考えていたらもう香ばしい匂いがしてきて焦る。はやくしないとこげちゃいそう~。

 

まあ可愛い!フライパンの中のハーブ畑。でも気持ちよく咲いていたのに焼いちゃうなんて、ちょっとだけ申し訳ないような気持ち。ありがとう、いただきますね。

プツプツしてきたので、いよいよひっくり返すタイミングだ。いちばんドキドキする瞬間。

 

こんな感じに焼き上がりました。パリッとしていたので、ひっくり返すのも意外と簡単だった。

切り分けてメープルシロップをかけていただきました。なんとも素朴な味。生地が重くて食べ応えあり。ハーブの苦みがアクセントになって美味しかった。つくしとかわらびとか、春の山菜を載せても合うかもしれないなと思った。

以前どんぐりの粉で「縄文クッキー」を焼いてみたことがある。「縄文粉食」と呼ばれ、縄文遺跡からクッキー状の食品炭化物が発見されている。縄文時代には「どんぐりのあく抜き」の技術まで確立していたというから驚きだ。

 

今回「ソバ」を学んだ資料の中に「縄文時代の日本の粉食」という記述があった。ということはソバも粉にして焼いていたのだろうか。栗やくるみを載せていたかも、なんて知る由もないが、縄文人ならきっと知恵と工夫でおいしく食べていたに違いない。だって1万年以上も平和が続いていたと言われるすごい時代なのだから。