ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

夏野菜で作ったアイスはちょっと不思議な味

今週のお題「ベストアイス2023」

 

夏本番、今こそアイスが一番おいしい季節だ。お腹は冷やしたくないけれど、アイスを頬張って口の中だけでもひんやりしたい。

 

私の好みは和アイスだ。豆乳やココナッツミルクに、小豆やきな粉、抹茶を混ぜて、フードプロセッサーでガーっとして凍らせるだけ。甘さも自分で調整できるから手作りがいい。

 

好きなものばかり作っているとワンパターンになってしまう。たまには趣向を変えて、ちょっとチャレンジしてみようかと、夏野菜を使ったアイスを作ってみることにした。試行錯誤中なので、果たしてどんな味になるか。なんかワクワク。

 

<キュウリのアイス>

夏野菜と言えば、キュウリが最高!ぬか漬けに、オイキムチにと出番が多い。そんなキュウリを使ってさっぱりしたアイスが作れないかなと考えた。

 

甘くしたくないので、甘味は甘酒のみ。豆腐とキュウリをメインにして、水っぽくならないように、カシューナッツを加えてみることにした。なんとなく合いそうなミントも加えて。

取り合えず、フードプロセッサーに入れて混ぜてみる。見た目は微妙。とてもアイスの材料には見えなくて早くも不安になる。アイディアはいいと思ったんだけどなぁ。

味をみたら、ヘルシーすぎるのか物足りなかったので、レモン汁と塩を加えて引き締めてみる。夏だから、塩分補給アイスもいいんじゃない。

ミントとレモンと塩で、ぐっと美味しくなった。このまま冷凍庫へ。手作りアイスはたとえ失敗しても、材料がわかっているから安心だ。添加物やわけのわからないオイルや人工甘味料なんかも避けられる。

 

<長芋のアイス>

長芋の季節っていつなのかわからないけど、冷やしとろろ蕎麦は夏にぴったりなので、ちょっとウケねらいで長芋を使ってみることにした。長芋のペアに選んだのは、いつもうちの冷凍庫に確保している大好きなラズベリー。

 

ラズベリーだけだと酸味が強いかと思って、オーツミルクとメープルも加えて。

そして隠し味にはこちら。ローズの花びらをラム酒に浸けたもの。これがあるとケーキやアイスがぐっと大人びた上品な味に。果たして長芋にも合うだろうか。

フードプロセッサーに入れて混ぜてみる。ああ、とろろの存在感が強い。こちらも見た目は微妙な感じ。

うーん、ラズベリーやラム酒でまずくはないんだけど、ちょっと味が中途半端でしまりがない。やっぱりレモン汁と塩かな。

あら、不思議~。塩で美味しくなった!料理は塩加減が決め手だし、小豆を甘く煮る時もひとつまみの塩を加えるけど、アイスまで塩で美味しくなるとは思わなかったなぁ。さすが命の源、お塩様様だ。

 

冷凍庫で冷やしている間に、手抜きのアイスでちょっと休憩。こちらは市販の甘酒を型に入れて凍らせただけ。シリコン型だから食べる分だけ、パッと外れてすごく便利なのだ。

ゆで小豆と豆乳を混ぜて作る小豆アイスも、このハート型に入れると食べ切りサイズでちょうどいい。ひとつ口に入れただけで、暑くてたまらない時に元気が出る。

 

さて、夏野菜のアイスがうまく固まったでしょうか。あんまりガチガチに凍らせると取り出しにくいので、4時間ぐらいで出してみることにした。

キュウリのほうはアイスっぽくできた。お豆腐とキュウリと甘酒なのでヘルシーなこと間違いなし。ミントがいいアクセントになっていた。さっぱりして、後味もスッキリ。

 

長芋のほうはアイスというより見た目シャーベットに近い感じになった。でも食べてみたらシャーベットじゃない!とろとろしてて不思議な食感、名付けて「とろろシャーベット」だ。ラズベリーと相性のいいカカオニブを振りかけて。

 

やっぱり私の定番は小豆アイスや抹茶アイスだけど、夏野菜のアイスも趣向が変わっていて悪くないと思った。手作りのよさはいろいろ試行錯誤できること。凍るのを待つ間、久々にワクワクして暑さも吹っ飛んだ。

 

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