ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

雑穀で手作りおせんべい

今週のお題「最近おいしかったもの」

 

ずっと昔にマクロビの本で見て印象的だったもの、それは「手作りおせんべい」だ。おせんべいって家で作れるものなのかと感動したけど、同時にちょっと落ち込んでしまったのを覚えている。お母さんが子供のために作る手作りおやつとして紹介されていたからだ。

 

うーん、ハードル高いな。

 

そう思って、当時はレシピにチャレンジする気にはならなかった。だけど、やらなかった宿題のように何十年もずっと気になっていて、「あれ、作ってみようかな」と時々思い出していた。

 

今回やっと重い腰を上げて、そのおせんべいを作ってみることにした。子供のためにとかいうプレッシャーもないので、お気楽に。

 

雑穀の醤油せんべいと玄米の味噌せんべいが紹介されていたけど、雑穀のほうを選んだ。用意するのは、はと麦と高きびを半カップずつ。どちらも大好きな雑穀なのでワクワク。

ひと晩水に浸しておいたはと麦と高きびを小鍋に入れ、水を加えて20分ぐらい炊く。冷めてから、小麦粉・ニンニク醤油を加えてしっかり混ぜる。ニンニク醤油はスライスしたニンニクを醤油につけて1週間ぐらいおいたもので、料理のアクセントになるので重宝している。

ここでは4個分作るので、余った雑穀は少量ずつラップに包んで冷凍しておく。野菜スープに加えるだけで、ボリュームのある雑炊系に早変わりするからとても便利だ。

 

ラップの上に雑穀をのせ、丸めていく。両手で挟んでぺったんこに。

フライパンにごま油をしいて弱火で丁寧に焼いていく。ニンニク醤油のいい香り~。なんか見た目が納豆ハンバーグみたいな感じだけど。

なんとか割れずにうまく焼けたみたいだ。このあとレンジにちょっとかけてパリっとさせたら完成。

 

初めて作った雑穀のおせんべい。おせんべいと言うより、ご飯のお焼きみたいだけどニンニク醬油と七味唐辛子が効いていて、なかなかおいしかったです。何と言っても材料が一目瞭然なので安心だ。

これを作るのに何十年もかかったとは自分でもびっくりだ。新米ママの頃は「手作りおやつ」に過剰反応していたのかもしれないなと、今になって思う。

 

手作りおせんべいを見た時に素直に「おいしそう」と思わずに、「おせんべいって、普通買うでしょ」と、ちょっと反発を覚えた私。手作りおやつに励んでいるお母さんに憧れとコンプレックスを感じていたのかも。

 

作ってもよし、買ってもよし。どっちでもいいのだ。

 

プロの職人さんが作ったおせんべいは最高においしい。自分が作ったおせんべいも、まあそれなりにおいしかった。なによりこねたり、丸めたり、焼いたりと、作るプロセスがとても楽しかった。やっぱり手作りはいいものだ。

 

retoriro.hateblo.jp