ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

偏愛ラズベリーのつぶつぶケーキ

ベリー系の果物が好きだ。ストロベリー、ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリー、クランベリー、他にもマルベリー(桑の実)とか、チェリーもベリーのお仲間だ。

 

何と言っても姿かたちが愛らしい。皮をむいたりしなくても、手でちょっとつまめるのがいい。甘すぎず、酸味があるのもいい。

 

なかでも一番好きなのがラズベリー。普通のスーパーではなかなかお目にかかれないけど、コストコに行けば間違いなく手に入る。今回もありましたよ。たっぷり入って1,390円。

日持ちしないので、すぐに何かを作るか冷凍するか。ジャムが手っ取り早いけど、ちょっと手間暇かけて、ケーキを作ることにした。

まずはケーキに入れるピュレから。ラズベリーに砂糖を加えて火にかける。きれいな色を出すため、てんさい糖ではなくグラニュー糖を使った。

この後がちょっと大変な漉していく作業。でも濾した後のつぶつぶが甘酸っぱくておいしい。

ヴィーガンケーキなので、バターの代わりになたね油、卵の代わりにココナッツミルクを使った。砂糖も加えてよく混ぜたら、そこにスペルト小麦とアーモンド粉、BPを振るいながら加える。

さらに、ラズベリーのピュレとレモンの皮のすりおろしも加えて混ぜる。きれいな色~。

型に入れて160℃に温めたオーブンで40分焼いた。甘酸っぱい香りがキッチンに広がって、待っている間も癒される。

 

型から外し、濾した後のつぶつぶラズベリーを塗り、ココナッツ粉を振りかける。ダークチョコレートも刻んで。

なんか違うなと思って、上にラズベリーを飾ったら、やっぱりこっちが可愛い!

ふわふわしたケーキは切りづらかったりするけど、スペルト小麦を使っているのでずっしりと重く、中身が詰まっていて切りやすかった。

 

水切りした豆乳ヨーグルトにココナッツミルクを加えたヴィーガンクリームを添えて。お茶は「女性のための強壮剤」と呼ばれるラズベリーの葉っぱ、ラズベリーリーフティーにした。

植物療法の世界では「形が似ているものが治してくれる」という説があって、ラズベリーは卵巣や乳頭に形が似ているから、女性ホルモンに関する機能に効果があると言われる。

ウソのような話に聞こえるかもしれないけど、日本でも「髪の毛にはワカメがいい」「腎臓には小豆がいい」なんて子供の頃からよく耳にしていたから、なるほどそうなのかと思った。

 

余ったラズベリーはリンゴ酢に浸けておくと、きれいな赤い色のフルーツビネガーができるので、ドレッシング作りに重宝する。

ところで、ラズベリーの実はもともと真っ白だったという話も。ギリシャ神話によると、女神イーデーが幼いゼウスのためにラズベリーを摘もうとして指を刺してしまい、実が彼女の血で赤く染まったという。(「メディカルハーブ事典」より)

 

血の色と言われるとちょっとびっくりするが、ラズベリーには赤血球の生産を助ける葉酸が多く含まれ、貧血予防にもよいというので妙に納得。赤いビーツも「飲む輸血」って言われてるけど、やっぱり似た者同士、赤が赤を助けるということかな。

 

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