ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

緑の力~ヴィリディタスとは?

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なぜか緑に模様替え

 

自分でもなぜだかわからないけど、7.8年前のある日、衝動的に部屋中のカーテンを全て緑色に取り換えてしまったんです。

 

長年かけていたカーテンはローラアシュレイの花柄で、自分で生地を買って来て一生懸命縫ったので、けっこう気に入っていたはずなのに。

 

衝動はそれだけで終わらず、トイレマット、スリッパも緑と黄緑に取り換えてしまいました。そして今や我が家はいつの間にか緑の物で調和?しています。

 

別に無理に色を合わせているわけではないのに、食器や水筒など自然と緑の物を手にしたり、選んだりしてしまうのです。極めつけはソファ。20年ぐらい使ったソファを深緑の物に買い替えました。すごく落ち着くのでこれはかなり気に入っています。

 

そして家の中の物にとどまらず、洋服やバッグ、ハンカチ、靴下までいつの間にか緑の物を好んで買うようになり、今ではすっかり 緑の人になってしまったようです。

 

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鉱物までつい緑を選んで・・・

 

自分でも不思議で、あの時のあの衝動は何だったんだろうと思う。色彩セラピーによると「色を選んだ時、そこにはあなたの心が表れる」そうで、直感的に色を選ぶのは右脳の働きによるものだそうです。(会議があるからこの色の服を着ようと選ぶのは左脳の働き)

 

 ☆緑色について☆

  • 性質
    安心感や安定、調和を表す色。木や森などの自然の色でもあるので気持ちを穏やかにしリラックスさせてくれる。嗅覚を関係が深い。
  • 心理効果
    心身の疲れを癒す。疲れた目を休ませる。緊張緩和、リラックス効果。
  • 性格
    前向き、努力家、自分の感覚を大切にする、平和主義、バランス感覚がいい。
  • 色のご利益・・・環境、向上、学び

 

☆緑で自分をコントロール☆

 緑を身に着けることよって、自然体でいこうという気持ちになれる。状況や意識を変化させたいときにも緑色のアイテムを着たり、持ったりするとよいそうです。

iro-color.com

 

  我知らず、あの時背負っていた何かをおろしてリラックスしたかったのか、それとも人生に変化を求めていたのか、衝動的に色に欲求が現れるなんて今考えても興味深いですね。

 

ヴィリディタス~緑の力 

 

メディカルハーバリストなら誰でも憧れる、薬草学の母と言われる中世ドイツの修道院長ヒルデガルト。彼女の代表的な考え方に「ヴィリディタス」(viriditas)があります。日本語に訳すと「緑の力」「大地の癒し」で、生き生きとした新緑のような、新鮮で若々しい、活力に満ちた生命の源を表した言葉だそうです。

 

そんなヒルデガルトについて学ぶために参加したセミナーでは、私をはじめ緑の服を着ている人が多かったんですよ。全くの偶然だけど、何となく興味や魅かれているものが同じだと好みの色まで似てくるのかと驚きました。

www.hildegardfamilie.com

 

まだまだ勉強中だけど、植物療法への興味は尽きません。だって紀元前1700年頃古代エジプトのパピルスの文書に、アロエなど約700種類のハーブが記載されていたり、うがい薬や湿布などにハーブが使われていたというのですから。うーん、植物の力、緑の力恐るべしという感じですよね。

 

そしてこんなに長い間、環境がどんどん悪くなっても、ずっと私たち人間のそばに黙って居続けてくれるのだから、もう感謝しかないですね。(いえいえ反対でした。私たちがそばにいさせてもらっている、植物のおかげで生きられているんでしたね)