ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

椎茸の酵素玄米詰めお焼きと陰陽の続き

いつも食べている酵素玄米。そのままで十分美味しいのですが、ちょっと目先を変えて椎茸にのせて焼いてみました。

 

肉厚の椎茸が手に入った時は、大きければそのまま椎茸ステーキに、中ぐらいなら何かを詰めて焼くことが多いです。いわゆる「椎茸の肉詰め」のヴィーガンバージョンですが、大豆や蓮根、納豆などをたっぷりのネギと一緒に詰めると美味しいです。

 

今回は初めての試みで、酵素玄米を詰めてみることにしました。まずは椎茸に米粉をまぶします。よく火が通るように反対側には切り込みを入れて。

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酵素玄米を詰めていきます。茶色に茶色で見た目はなんとも地味ですが、滋味あふれる一品になればいいけど(笑)

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ごま油で焼きました。仕上げに自家製麺つゆをジュッと回しかけて。

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こんな感じに仕上がりました。やっぱり見た目は地味~。

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肉厚の椎茸はとてもやわらかく、酵素玄米はお焼きのようにパリッとして、マッチングはOKでした。おかず+ご飯なのでボリューム感いっぱい。青じそや海苔と一緒に食べたら美味しかったです。

 

時々、酵素玄米をアレンジしています。 

retoriro.hateblo.jp

 

ところで、前回の陰陽の続きですが、玄米は外皮をしっかりと持っているので「万物その内奥に陽を蔵し、外面に陰を負う」ということから、生の玄米は陰性。そしてお水に浸けても、水の陰性と外皮の陰性が反発してなかなか水を吸収しないそうです。

 

だから玄米を炊く時は一般的に前の晩から水に浸けるんですね。

 

逆に白米は陰性の外皮を取ってしまっているので陽性で、水の陰性を引き付けやすく浸水時間は短くてよい。

陰性を大きく引きつけた白米は陰性に、陰性をあまり引きつけない玄米は陽性に変化していることに注意してください 

陰陽は固定したものではなくて、調理の途中でも変化するものなんですね。

炊く時は、陰性になった白米は、すぐに熱という陽性を引きつけ、短時間で 炊き上がり(中略)陽性になった玄米は、熱という陽性を反発し、なかなかやわらかくなりません

でもその分、多くの熱と時間という陽性が加わり、陽性なご飯に仕上がるということです。わかったようなわからないような、、。(陰陽表では玄米は中庸だったはずなのですが)

 

もっと広い視野から陰陽をみると、山は陰性で海は陽性だそうです。昔から山は神聖な場所でお坊さんが修行でこもりましたが「肉体の欲望という陽性を押さえるために山の陰性を利用して」ということだそうです。

 

また体の弱い人が海の近くで療養するのは「肉体の虚弱性という陰性を海の陽性で補おう」とする行為だとか。うーん、深い意味がありそうだなぁ。

 

日本は島国で、中央に高い山脈、両脇に海という陰陽がはっきりした地形をしています。その山と海の中間に育つのがお米です。お米という中庸な食べ物を主食として、山と海の食べ物から少しずつ陰陽をいただく

 

日本人が昔からお米を食べて来たことは、地形や環境とも深い関係があるんですね。日本食で陰陽バランスを取る。 ヴィーガン食だったら、玄米を食べながら山菜やワカメを食べるということかな。いやいや、そんな単純な話じゃないでしょうけど、山の恵み、海の恵みをいただけるというのは、やっぱりありがたいことなんだとつくづく思いました。

 

引用、参考はこちらの本からしました。↓

 


マクロビオティックの陰陽がわかる本 (Macrobiotique Guide Book)