先日ブログ仲間のスマイルごまさんが、ヴィーガンに関する動画をブログで紹介してくださいました。
中田敦彦さんのYouTube大学が人気があるのは知っていましたが、今まで見る機会がなく、この時初めて見ました。ヴィーガンについて大変わかりやすく語っていて、すごく面白かったです。こんなふうにブログを通して、自分の知らなかったことに出合えるのはとてもうれしいです。
でも同時に、すごくショックを受けて落ち込んでしまったんです。それは中田さんの動画作成の元になったという本を私も持っていたからです。
完全菜食があなたと地球を救う ヴィーガン (KKロングセラーズ)
私はこの本を緊急事態宣言が出た後の4月にアマゾンで購入したのですが、その頃外出自粛のストレスから、タイトルだけを見て次々本を購入していました。
本を手に取って、正直がっかりしたのを覚えています。知っている内容ばかりだったからです。
「アカデミー賞のレセプションがヴィーガン食だった」「レオナルド・ディカプリオがビヨンドミートに巨額投資」という話題から始まり、ヴィーガンとベジタリアンの違い、肉食のデメリット、ミートフリーマンデーなどの話が延々と続き、載っていた雑穀レシピも目新しいものはなく、、。
「やっぱりタイトル買いはダメだな」
そう思ってろくに読みもせず、本棚に放っておいたままでした。
そこへ半年たって、この動画です。「えっ、同じ本?」と思いました。中田さんに動画を作らせるほどインパクトのある本だったの?
そして中田さんは、ヴィーガンについてまずは知ること、そして半歩だけ踏み出してみること、一人の半歩が大勢集まればとてつもない一歩になるということを語っています。
登録者が300万人にもなるインフルエンサーですから、その影響力はすごいでしょう。アンチヴィーガン派からたたかれたりもするんだろうな。
インフルエンサーと自分を比べてもしかたありませんが、同じ本を読んだのに行動が天と地ほども違うとショックを受けました。いやいや私は行動は何ひとつしていない。
私は「この本の内容全部知ってる」→「つまらない」→「買わなきゃよかった」それで終わり。完全に自己完結してしまったからです。誰にもこの本を勧めていません。
自分がすでに知っているから新鮮味がないということと、もしかしたら知らないかもしれない誰かに伝えるということは全然別のことなんですね。大切なのはそれを伝える意志があるかどうか。勇気も要るかも・・。
いろいろ思うところがあって、今日は私も短い動画を紹介したいと思います。映画監督の白鳥哲さんが主宰する「地球蘇生プロジェクト」についての動画です。プロジェクトの主軸は「与えあうこと、分かち合うこと」
「本来自然界は全て与えられている。太陽、空気、水。しかも無償で。生き物たちは与え、与えられるシステムの中にいる」
「人間だけが他の生命体を押しのけて生きる世界は、つまり自分たちを殺すという選択になる」
白鳥さんは「恩送り」という素敵な活動もされています。
自己完結だけで終わっていたら楽なんだけど、今回のことで大いに反省したので、 自分なりに「半歩」前へ出るつもりで動画を紹介しようと思いました。でも、自分の料理はずうずうしく紹介しているくせに、誰かほかの人のことを紹介するって、おこがましい感が拭えませんね。何故でしょう。
きっと私は何かを「シェアする」ことに慣れていないんだと思います。ましてやそれが情報だったりすると、気軽にシェアしていいものかどうか、よくわからない。半歩前に出るのも意外と難しいですね。それでも今日はやっぱりこの動画を紹介したいです。とても共感しているので。