世の中は不思議なところで繋がっているんですね。それに全く気付かないこともある。
昨年の3月からブイクックvcookというヴィーガンサイトにレシピ投稿を始めました。投稿と言っても月に1、2度で、本当に気が向いた時だけ。ブログに料理を載せたついでにというぐらいだったんです。
そんな私に毎回「いいね」を押してくださる工藤さんという方がいて、ありがたいなと思っていました。
そしたらずいぶん後になって、その方がブイクックの代表だとわかったのです。ああ、だからご丁寧に毎回「いいね」してくださったんだな、義理堅い方だなと思いました。
それが最近になって、私自身が工藤さんのことを5月にブログに書いていたことに気づいたのです。要するに2人は同一人物だった⁉もうびっくりして、うっそーと思わず声を上げてしまいました。
ヴィーガンな学生へインタビュー 素敵なベジタリアン達を取材! Vegan Japanese student
この動画で工藤さんはヴィーガンになったきっかけについて語っていました。17歳の時、車に何度も轢かれた猫の死体を見てショックを受け、こんなふうに死んでいく動物はどれぐらいいるんだろうと調べてみたそうです。日本では1日に65,000頭の豚が殺されていることを知り、畜産動物の悲劇を知ったそうです。
「肉が大好きで、肉を食べていた自分の17年間を許せなかった。次の日からきっぱり食べるのをやめた」と語っていた工藤さん。
私はブログでその話を紹介し、「あまりの純粋さに驚きました。なにもそこまで自分を否定しなくてもいいと思いますが」と書きました。
たしか大学生だったはずだけど、、。そんなに若い人がブイクックを立ち上げたの?動画を見た時も、大学の学食にヴィーガンメニューを提案するなど積極的に活動されていたっけ。
次のインタビュー記事では「個人の活動では日本全体が大きくヴィーガンフレンドリーに変わることは難しいと痛感した」と語り、起業のきっかけは「一人の限界」「無力感」だったということ。最初はNPO法人でスタートし、昨年4月に株式会社ブイクックを設立したそうです。
彼の ブログによると、「ヴィーガンになった直後は畜産業の悲惨さを伝え、自分たちの生活は多くの犠牲の上に成立しているものだと、知るきっかけを作らないといけない」と使命感に駆り立てられていたそうです。
ところが、動物が酷い扱いを受けている画像をツイートしていたら「なんか怖かったからミュートしてたわ」と言われてハッとしたそうです。
それからはやり方を変えてヴィーガンになることを友人に勧めていたそうですが、ヴィーガンになってくれた優しい友人たちも、なかなかヴィーガンを続けられず、ストレスがたまったり、中には涙を流す人もいたと言います。
友人の涙にショックを受け、追い詰めてしまった自分を責め「するべきことはヴィーガンを実践する人が笑顔で暮らせるような環境づくり」だと気づいたそうです。
うわぁ、すごいな、こんな若者がそんなことを考えるなんて。そして大学を休学してまで起業するなんて、本当にあっぱれです。
「Go Vegan!」ではなく「Hello Vegan!」と言えるような、誰でも迎え入れられる社会を創ることに力を入れていきます。
すばらしい!1999年生まれって書いてあったから、まあ、なんとうちの息子より年下だわ。今更だけど、ブイクック応援します!レシピ投稿も頑張ります!