ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

おからがあったら必ず作る私の定番

お気に入りの豆腐屋さんがある。小さなお店だけど老舗なので人気があって、いつ行ってもお客さんがいっぱいだ。車で1時間ぐらいかかるので、しょっちゅうは行けないけど、ドライブがてらお豆腐目当てに出かける。

 

いろんな硬さのお豆腐を数種類、がんもどき、豆乳、豆乳プリンなどをたっぷり買った後のお楽しみは、また別にある。おからが袋1杯分もらえるのだ。できたてで、まだあったかい、ホカホカのおから。本当にありがたい。

 

このおからで必ず作るものが2つある。おからサラダおからケーキだ。まずはおからサラダから。

 

おからをフライパンで乾煎りし、水分を飛ばしたらボウルに入れる。そこに塩もみしたキュウリ、紫玉ねぎ、パセリ、ミックスビーンズを入れ、自家製豆乳マヨネーズとハーブソルトで和えるだけ。

しっとりと美味しいおからサラダ。ハーブもいい味のアクセントになっている。栄養たっぷりで低カロリーなので、私は「おからサラダ丼」にして、主食のように食べることもある。

 

豆乳マヨネーズは実験のようにいろんなレシピを試してみたけど、大体基本は同じで、材料は①豆乳(または豆腐)+②リンゴ酢+③菜種油の3つだけ。そこに+αでマスタードや、レモン汁等をお好みで加えていく。

 

最近ハマっている+αがこちらの玄米ポンセン。豆乳マヨネーズを作る時に、この玄米ポンセンを加えると不思議なことにぐっとコクが増して美味しくなるのだ。

これは、高円寺にあるヴィーガンレストラン「メウノータ」の店主、伴奈美さんのレシピ本に載っていたもの。私も何回か食べに行ったことがあるけど、この店のヴィーガンプレートはボリュームがあって本当に美味しい。

http://www.meunota.com/top.html

 

あっさり味になりがちな植物性マヨネーズが、この玄米ポンセンを加えただけで香ばしくて味わい深いマヨネーズになるのだから、ヴィーガン料理の世界はつくづく奥が深くて面白いなと感じる。工夫のし甲斐があるのだ。

 

次はおからケーキ。こちらも超簡単で、おからにBP、ココナッツミルク、メープル、ラム酒を加えて焼くだけで、スフレのようなふわふわのケーキができる。

 

今回はつぶしたバナナを加えておからバナナケーキにしたけど、抹茶やココアパウダーを加えると、また違ったスフレができて楽しい。ちょっと焦げているのはシナモンを振ったところ。食べる時に振ればよかったなぁ。

おからだけで、小麦粉や米粉等の粉類が入らないから、こちらも罪悪感なし、ローカロリーのケーキだ。小麦粉を混ぜて作っても、もっちりと美味しいおからケーキができるので、その時の気分で作り分けている。

 

水切り豆乳ヨーグルトクリームに庭のベリーを添え、ベリーソースをかけて。

おからは栄養もあるし、カロリーは低いし、いいことばっかり。素材の味が淡泊だからいろいろアレンジできる。玉ねぎと混ぜておからハンバーグにしたり、ネギと混ぜて肉厚しいたけに載せて焼くと、ボリュームたっぷりのおかずになる。

 

今はスーパーでもおからは買えるけど、よく見るとアメリカ産大豆だったりする。国産大豆100%のおからをお客さんにただで分けてくれるとは、なんて太っ腹なんだろう。老舗のお豆腐屋さんの心意気を感じる。それだけに無駄なく、美味しくいただきたいものだ。