パスタって食べてる時はすごく美味しいんだけど、後からお腹が妙に重くなってしまうこともよくあって、ついつい避けるようになっていた。小麦のグルテンが腸にへばりついて悪さするなんて話も聞くし。
最近はグルテンフリーの玄米パスタや大豆麺など、小麦粉を使わない麺もよく見かけるようになってきた。そんな中、初めて出合ったのが豆腐干絲(とうふかんす)という麺。見慣れない漢字を使うと思ったら、台湾料理で使われる食材だそうだ。
台湾には「台湾素食」という世界的に有名な菜食文化がある。ヴィーガンの人たちが「台湾はヴィーガン天国」と言っているのをよく聞くし、ウィキペディアによると国民の10%が菜食主義者だという。私はまだ行ったことがないので、この豆腐干絲に興味津々、さっそくアマゾンで買ってみた。
豆腐干絲は他にも豆腐干、干豆腐等、いろいろな呼び方があるようだ。豆腐を圧縮・脱水し、干して造られるので、材料は100%豆腐。低カロリーで高タンパクなのでダイエットに最適と言われ、日本でも最近人気上昇中だとか。
全然知らなかった~!ダイエットにはしらたきのような蒟蒻麵を食べて我慢するしかないと思ってたのに。
私が購入したのがこちら。1袋500gの麺が2袋セットで1,890円だった。冷凍便。
500gってかなりの量だ。自然解凍してから熱湯で5分ぐらいゆでる。とにかく初めてなので、どんな感じなのか全く未知の世界。
5分ぐらいでほぐれてきたので、もういいかな。ざるに上げて冷水でよく洗う。こうすると豆腐臭さみたいなのが取れるらしい。
取り合えず茹でてはみたけれど、けっこうな量だ。小麦粉の麺だったらすごいカロリーになりそうだけど、豆腐だと思えばね。
この豆腐干絲でパスタ、焼きそば、ラーメン、いろいろ作れるらしい。生野菜と和えてサラダもいけるとか。
私はきのこのクリームパスタをイメージして、豆乳ソースで作ってみることにした。材料はニンニク、アスパラ、椎茸。
まずはニンニク、鷹の爪をオリーブオイルで炒め、そこにアスパラを加えて炒める。
アスパラに火が通ったら、椎茸を加え、豆乳、醤油、ベジブイヨン、塩麹等で味をつける。豆腐干絲そのものは味がないので、ちょっと濃いめの味付けにしたほうが合うらしい。
麺を加える。多いので、半分ぐらいかな。麺にしっかりした硬さがあって、思ったより扱いやすい。ふやけて伸びてしまうこともなさそうだ。
こんな感じに出来上がりました。豆腐干絲のきのこクリームパスタ、豆乳ソース。
初めて豆腐干絲というものを食べてみたけど、コシがあってとても美味しかった。確かに豆腐麺なのでこれと言って味がなく、濃いめに味つけたほうが合うと思った。いつものパスタなら一皿でお腹いっぱいになるけど、なんか軽くてお腹もいい感じだ。
それにしても、ひとパック500gは多い。半分ぐらい余ってしまった。再冷凍はできないみたいなので、なんとかならないか。
麺サラダにしようかと思ったけど、取り合えず海苔で巻いてみることにした。いつも作っているヴィーガン海苔巻きに麺を足したバージョンで。
なんとか巻いてみたけど、ご飯のようなねばつきがないので巻きにくかった。前もって麺にごま油をまぶしたらまとまりやすくなったかも。見た目はちょっと地味、でもヘルシーなこと間違いなさそう。
ご飯の海苔巻きと違って、こちらもとても軽い。ダイエットに最適と人気なのも納得できる。ふき味噌をのせて食べたら美味しかった。
もう一袋冷凍してあるので、次は焼きそばを作ってみようか。練りごまと豆乳でコクを出してベジ担担麵もいいな。コチュジャンで和えてビビン麺とか。豆腐干絲なら罪悪感なしでいろんな麺が楽しめそうだ。
本場台湾の菜食料理では、どんなふうに使われているのかも気になるところだ。
泰山豆腐干絲【2袋セット】 押し豆腐の糸切り とうふ麺 豆腐カンス 台湾製 中華食材 冷凍食品