ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

「 ゆる 」でもいいんじゃない?

先日ヴィーガン食材も扱う健康食品のお店で買い物をしていたら、二人の女性たちの会話が耳に入ってきました。

 

A ニュートリショナルイースト置いてないじゃん。遅れてる~。

B このあたりのお店、まだ意識低いよねぇ。

 

おいおい、そうばっさりと否定しなさんな。なんか気分悪い。

 

かく言う私もベジタリアンのレシピ本の中に卵が出てきたりすると、「なんだ、この人は卵オッケーなのね」とちょっとがっかりしたり(どこか上から目線)

 

逆に友達とお蕎麦屋さんに入って、「ねえ、魚は食べないのにこういうお出汁はいいわけ?」とか言われると、「あなた正確にはヴィーガンじゃないじゃない」ととがめられているように感じてしまう。(外食はこのくらい目をつぶらないと選択肢がないのよ~!)

 

ミニマリストの人たちの間でも、流行り始めた頃には持ち物の少なさを競うような風潮があったと聞きました。物が少なければ少ないほどミニマリストとして " 上 " みたいな。

 

ヴィーガンに関しても、厳格にはできないと感じている人が「なんちゃってマクロビ」「ゆるヴィーガン」と自分のことを言っているのを耳にします。でも、いいじゃないですか。ストレスなく自分の好きなようにすれば。私も家で一人でいる時は自然と100%ヴィーガンになっていますが、外での会食などで、デザート食べよう!と盛り上がっている時に、断り切れないこともあります。(そこにベジアイスがあるような時代に早くなってほしいけど)まだ革靴も羊毛セーターもあるので、エシカルヴィーガンの方からは「意識が低い」と言われるかもしれません。

 

素敵な記事があったのでご紹介します。自分のできる範囲で自由に選択することが大切だと教えてくれます。

 

lovegoma.hatenablog.com

 以前、表参道にあるスピリチュアル専門店「ブッククラブ回」という素敵な本屋さんによく通っていました。その帰りには必ずクレヨンハウスのレストランに寄りました。ビュッフェスタイルでお肉もお魚もありましたが、雰囲気が好きだったので私は玄米と野菜料理を美味しくいただいていました。ある時から「ベジタリアン・マンデーナイト」が月1で始まり、驚いたのを覚えています。それが今では毎週「ベジタリアン・マンデー」になり、「グルテンフリー・デイ」もあるようです。時代はやっぱりベジにどんどん変わってきているようですね。

 Meatless Mondayは今や世界で広がっています。毎日じゃなくても、週に一回でもお肉を食べない日を作る。日本でもっともっと広がったらいいなと思います。 

veggiemonday.japanteam.net

 

過激なヴィーガンの人たちが肉の製造工場を襲撃するニュースを見たことがあります。いくら考えてもそれはやっぱりおかしい。同じような価値観を共有できるチャンスがありながら、意識が低いだの、遅れてるだのランクづけをするのはおかしい。" ゆるでもいいんじゃない " というアプローチが今は大切だと感じます。

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緑あふれる美しい地球のために