ヴィーガン暮らしと言うと、禁欲的なイメージを持たれることがある。確かに人によっては、大好きな肉やケーキを我慢してヴィーガン生活にシフトした人もいるだろう。
私の場合は子供の頃から動物性食品が苦手だったので、なんの苦労もないし、特に代用品やもどき食品が欲しくなることもない。大豆ミートの唐揚げなどはむしろ苦手な方だ。
ところが、今回たまたまイベントで「ヴィーガン発酵バター」なるものを目にし、珍しさもあって購入してみたら、けっこうイケる。軽くてとても美味しいのだ。
商品名は「ココマメバター」で、ココナッツのイラストがなんとも可愛らしい。
材料は、有機ココナッツオイル、豆乳ヨーグルト、有機菜種油、有機米麹、天日塩等で、体によさそうなものばかり。
作っているのは「ナチュラルジャンクフード natural junkfood」さん。熊本県南阿蘇で、植物性原料100%のパン、バター、おやつなどをご夫婦で手作りされているそうだ。
プラントベース(植物性)の食品で食卓に元気と美味しいを届けたいという思いを込めて作っているそうで、こんな言葉が添えられていた。
Eat the change you want to see in the world.
食べ物を変えることで、あなたが望んでいる世界になりますように
今までトーストにはココナッツオイルやオリーブオイルをそのままつけていたけど、このヴィーガン発酵バターのほうが、まろやかで風味もあり美味しい。スプレッドなのでバターを塗っている感覚も味わえる。
cocomame product page – NATURAL JUNKFOOD
材料をみると、いつも食べている身近なものばかりで、なんだか自分でも作れそうな気がしてきた。今回は初めてなのでレシピ本を参考にし、作ってみることにした。
用意したのはこちら。ココナッツオイル、豆乳、絹豆腐、リンゴ酢、それに塩。
まず、固まっているココナッツオイルを湯煎で溶かす。
そこに全ての材料を入れ、ハンドミキサーでガーっと混ぜるだけ。
あっという間にヴィーガンバターの完成!できたてはクリームのようにふわふわしているけど、冷蔵庫で冷やすとしっかり固まるみたい。
豆乳ヨーグルトを水切りすると発酵バターのようなスプレッドができるけど、こちらはオイルが入っているから、よりバター感覚が味わえてトーストには合う。蒸したさつま芋にかけたらそれだけでスイートポテトみたい!
クリーム感覚で使える水切り豆乳ヨーグルトと、バター感覚で使えるこちらのヴィーガンバター。冷蔵庫に新しい仲間が加わって、ヴィーガン暮らしがもっと豊かになった感じだ。私を元気にしてくれる心強い仲間。
今回は初めてなのでレシピを参考に作ったけど、せっかく豆乳ヨーグルトや甘酒などの発酵食品を手作りしているので、それらを使って次回はヴィーガン発酵バターを作ってみよう。
参考レシピはこちら↓
無国籍ヴィーガン食堂メウノータの野菜料理「味つけ」レッスン: おいしさが決まる!つくりおきソース×展開レシピ便利帖