今回は市販品を利用したお手軽料理がテーマです。
日常生活の中で料理は毎日のことですから、基本冷蔵庫にあるものを組み合わせて作りながら生活が回っていけばいいと思っています。
いちいちヴィーガン仕様の便利なもの(タレや何とかの素やキットの類)を買っていてはゴミも出るし、加工品よりは自分で作った方がやっぱり口に合うはず。
でもヴィーガンじゃない人にとって「ヴィーガン料理」というものが、すごく難しくてイメージしにくいという話も聞くんです。私もヨガで一緒になった人に「ヴィーガンは興味あるけど、肉や魚、卵まで食べないとなると何を作っていいか全くわからない」と言われて驚いたことがあります。
確かに雑誌やインスタグラムなどではフィトケミカルたっぷりの彩り豊かな料理が「ヴィーガン料理」と紹介されていて、自分の平凡な料理とあまりに違うので「なんてオシャレ~食べてみたい!あんなレストランが近くにあったら」と思います。(オーガニック野菜やハーブ、家ではあそこまで揃えられませんよ😢)
ヴィーガン料理の美しさや可能性はプロのシェフにお任せして、今市場に出回っているヴィーガン食品の調査を時々しています。(おおげさ💦)
今回買ってみたのがこちら。
うわぁ~デザインかわいい!英語の説明もあるから日本で暮らす外国人の人にも配慮しているのかな。そして「今日ビーガン食にしない?」というポップシールが貼ってあって「まずはここから気軽に始めてみませんか」という簡単モードを演出している。
以前は「蜂の唾液が入るから動物性だ」「花の酵素が入っていて植物性だ」なんてハチミツ論争があったけど、蜂がおかれている残酷な状況が知られるに連れ、ヴィーガンはハチミツも食べないというのが定着してきているようですね。
ハチミツは元々あの甘いような苦いような生っぽい感じが苦手だけど、ヒルデガルトの時代はよく使っていたようなので、ヒルデガルトの薬草ワインを作る時に買いました。それと夫がニュージーランドのお土産で買って来たマヌカハニーもあり、喉が腫れたときになめたり、ハッカ油と混ぜて歯磨きで使ったりしています。厳格なヴィーガンの人に「本当のヴィーガンじゃない」と怒られそう。
ヴィーガンの方の中には「動物性食品を製造販売している企業がヴィーガン食品を出しても絶対買わない」という人もいます。確かにこれからはヴィーガンが儲かりそうだと急にヴィーガン食品に乗り出す企業もあるのでしょう。まあ、何を選択するかは個人がそれぞれの良心や信念に基づいてすればいいことなので、人を安易にジャッジすることは避けるべきだと考えます。
まずは豆腐ハンバーグを作ってみることにしました。材料は豆腐を1丁用意するだけです。
この3つをボウルでよく混ぜます。
ひじきが入っていますね。あー、ここでいろいろ入れたくなっちゃう。人参とか椎茸とかネギとか。でも今回はこの商品を試すのが目的だから我慢。
4つにまとめるように書いてありましたが、大きいので6つに丸めました。ひとつは小さくなっちゃった。豆腐の塊もあるな。
私は豆腐ハンバーグやおからハンバーグは作りません。歯応えがないしまとめるには粉を多く入れないといけないので。大豆や蓮根、椎茸を歯応えが残るぐらいに切って作るベジバーグが好きです。
豆腐ハンバーグなので型崩れするかと思って、このフライパンで焼きましたが、蓋ができないので失敗したかな。ひっくり返すたびに側面がちょっと崩れ気味。
ハーブのポン酢をかけていただきました。豆腐がメインなのでお味はあっさりでした。
個人的な感想としては、豆腐を混ぜて丸めて焼くだけなので本当に楽でした。そこにネギとか豆とかを足してボリュームを出したりアレンジしてもいい。ソースをこってり系にすれば違った味も楽しめるかも。
Good for Vegans 豆腐ハンバーグの素(39g) 【くらこん】
ヴィーガン料理と言っても、お肉そっくりのヴィーガンバーグが好みの人もいれば、お豆腐や豆など素材の味がわかるヴィーガンバーグが好きな人もいる。
ヴィーガン人生も百人百様。ヴィーガンになった理由もヴィーガン歴も違う。どんどん広めたいと頑張って発信している人もいれば、まわりからツッコまれたくないとカミングアウトしない人もいる。
当たり前だけど、いろんな価値観のいろんな人がいて、それぞれが尊重される世の中がいい。そんな中でヴィーガンというひとつの文化が広がっていったらいいな。
今回はヨガで出会った人に「そんなに難しく考えないで」「こんなのもあるよ」と紹介するつもりで、書いてみました。