ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

無印でも大豆ミート食品発見!

最近日本でも代替肉や大豆ミートの食品を見かけるようになりました。以前、無印のレストランで大豆ミート料理が登場した話を書きましたが、先日商品棚を見ていたら、なんと大豆ミート食品が販売されている!

 

売られていたのは「大豆ミートのハンバーグ」「大豆ミートのミートボール」の2点。レトルト食品なので温めるだけで食べられるから、忙しい時や疲れた時にはいいかもしれませんね。

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試しに買おうとしたのですが、ヴィーガン仕様ではなく卵や乳製品が含まれていたのでやめました。

 

でもこんなふうに普通に代替ミート食品が売られているのを見ると、世の中変わって来たなと長年ヴィーガンの私は感無量です。私自身は大豆ミートより大豆そのものを食べたいほうなのですが、お肉派とベジ派の人が一緒の食卓では重宝するかもしれませんね。

 

そんな折、朝日新聞で興味深い記事を読みました。

 

「代替たんぱく食材 地球を救う?」(2021年7月25日)

 

こちらはデジタル版ですが、有料なのでほんのさわりの部分だけしか読めません。

www.asahi.com

 

「肉や魚、卵や牛乳といった伝統的な動物由来のたんぱく質に代わり、新しい技術を使って似た食材をつくる『オルトプロテイン』(代替たんぱく質)」産業への注目度が高まっている。」

 

紹介されていたのは、米国の企業「イートジャスト」

 

創業者のジョシュ・テトリック氏が目指すのは「1頭の動物も殺さず、大半の肉や牛乳や卵が生産される世界」だそうです。

 

記者さんが、イートジャストのチキンナゲットを食べた感想は

一切れかじると、ふわりと鶏肉の風味が。思わず笑みがこみ上げた。「まさにチキンだ」

 

子どもの頃からお肉が苦手だった私には「まさにチキンだ」という代替たんぱく食は無理です!(笑)でも、お肉が好きだけどいろんな事情で食べない、食べられない人には、まさに救世主でしょう。

 

 記事によると、日本でも様々な企業がこの代替たんぱく産業に参入していて、「ネクストミーツ」「NEXTカルビ」「NEXTハラミ」などの代替肉をスーパーや焼き肉チェーンに販売しているそうです。会長の白井良氏は「ブームの波が押し寄せている」と実感していて、生産量を倍増する計画だとか。

 

記者さんがイトーヨーカドーで購入し調理したところ、見た目は焼き肉そのもの、食感も肉のようだということ。奥さんの評価もよかったようです。

ヘルシーだし、牛肉よりこっちの方がいいかも

 

温室効果ガス削減の鍵として、「脱肉食」「代替肉」は世界の潮流になっているようで、最近は日本でも同様の記事をよく見かけます。日経クロストレンドでは10回に渡り「代替たんぱく」について取り上げています。 

xtrend.nikkei.com

 

「 代替たんぱく」としては、植物肉・昆虫食・培養肉と3種類あるそうですが、一番よく見かけるのはやはり大豆を原料とした植物肉ではないでしょうか。国内でもプラントベースがもはやトレンドワードと言ってもいいくらいな勢いです。

 

日本ハムは大豆を用いた植物肉の新ブランド「NatuMeat」を立ち上げ、イオンも大豆由来のハンバーグなどを販売開始、バーガーキングが日本独自の植物性パティ「プラントベースワッパー」を商品化し、ドトールコーヒーは植物性パティのサンドイッチをメニュー化したそうです。

 

ただこのような大豆ミートがこれからますます広まっていくと、大量の大豆が必要になるのは必至で、素人ながら大丈夫かなと心配です。

 

地元の小さな豆腐屋さんの豆腐には「アメリカ産大豆」と書いてあり、大手の豆腐は「国産大豆」と書いてある。国産大豆は大手が買い占めてしまい、小さな豆腐店は国産大豆なんて全く手に入らない。アメリカ産大豆に頼らざるを得ないという話を読んだことがあります。

 

近所の農産物直売所でよく買っていた豆腐。アメリカ産大豆だとは知っていましたが、「遺伝子組み換えでない」とは書いてないことに気づきました。やっぱり怖い~。

 

「代替たんぱく食材が地球を救う」ことには大いに期待したいですが、大豆ミートがどんどん作られるようになると、お豆腐や味噌、醤油、納豆等の日本の伝統的な食品は影響を受けないでしょうか。大豆ミートよりお豆腐の方が食べたい私としては心配です。

 

  

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