春はハーブが芽吹く季節。我が家の小さなハーブガーデンでも、ミント・オレガノ・タイム・ローズマリーなどが元気に育っています。
なかでも嬉しいのは1年草のカモミール。以前何度か育ててみたものの、とにかくちっちゃい虫がいっぱい付くんですよ。カモミール茶を入れたら、カップに虫が浮かんでいてぎゃあ、なんてことが何度もあり、諦めてしまいました。
今年は久しぶりに3月頃に苗を植えてみたのですが、元気に花を咲かせています。
そして毎年この季節、自然の恵みに感謝するばかりなのが、庭のチェリーです。今年もいっぱい実をつけてくれました。
気休め程度にネットもかけているのですが、やっぱり高い所は鳥ちゃんたちが、低い所にはカメムシが食べにきているようです。食われていると腹がたちますが、共存共存。
毎年ゴールデンウイークの頃に収穫するのに、今年はどうしたのでしょう。早すぎる。温暖化の影響でしょうか。思えば去年もチェリーのことを書いたのですが、あれからもう1年。あっという間に過ぎました。なんとかブログは続いています(汗)
毎年いろいろな果物を発酵させて酵素シロップを作っているのですが、今年はチェリーとカモミールの酵素シロップをつけてみることに。初めての試みなので美味しく出来上がるかどうかは私にもわかりません。
ジャムと違って種取りをしなくていいのが楽~。その代わり、カモミールの方は爪楊枝で目に見えないぐらいのちっちゃな虫を取り除きました。これがもう、気が遠くなるような作業。花の裏にびっしり、うようよと動いているんだもん。でも無農薬なんだからこれくらいは頑張らないと。
砂糖と交互に重ねていきます。酵素シロップは仕込んでから発酵の過程が目に見えるので楽しいです。
いちばん上にカモミールを並べました。よーく見たら、砂糖の上で動くものを発見。まだいたの~と取り除き、しばらく観察。もう大丈夫かな、、。
なんとか無事に仕込みが終わりました。暖かくなってきたので、1週間もすればできあがると思います。毎日静かな心でかき混ぜると、美味しくなるそうですよ。
手の常在菌の力で発酵を助けてくれるのですが、イライラしたり、面倒くさいなぁなんて気持ちでかき混ぜると、手からマイナスのエネルギーが出て影響するそうです。あと、自分の体調が悪い時も触ったらダメ。
普段は全く使わない白砂糖ですが、酵素シロップを作る時だけ買い求めます。 白砂糖を使うことには抵抗があるのですが、発酵には不純物を取り除いた白砂糖がふさわしく、「酵素が白砂糖を餌にして増え、ショ糖をブドウ糖に分解し良質な糖分に変換してくれる」という説を今のところ信じたまま続けています。
最近は甜菜糖で酵素シロップを作っている方たちの記事も見かけるので、私も梅シロップは甜菜糖でつけましたが、問題なくよく発酵しましたよ。何事も本に書いてあることを鵜呑みにしないで、自分でいろいろ試してみるのがいいのでしょうね。
一旦漬け込んだら、あとは自然にお任せです。もちろん、朝晩かき混ぜてお手入れはしますが、発酵は生き物。天気、気温、湿度などが微妙に絡み合って、菌の活動に影響するのでしょう。 そんな神秘をゆっくりと観察できるのも幸せなひとときです。