ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

ドイツ薬草学の母、ヒルデガルトの宝石療法を学びました

ドイツ薬草学の母 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン

中世ドイツの時代に活躍した修道女ヒルデガルト・フォン・ビンゲン。「ドイツ薬草学の母」「ヨーロッパ最大の賢女」と呼ばれ、植物療法だけでなく、音楽、絵画、詩、そして宝石療法など、様々なジャンルで多くの知恵を残しました。

 

日本で言えば平安時代。そんな遥か昔の時代に活躍した女性ですが、800年もの間埋もれていたにもかかわらず、20世紀末から再び脚光を浴び始め、世界中でその叡智を学ぶ人が増えているようです。ルドルフ・シュタイナーもヒルデガルトの影響を受けた人物の1人です。

 

私も長年ヴィーガンの食生活やヨガを続けるうちに、いつのまにか薬や病院とは縁遠くなり、ハーブやアロマなどの自然療法で自分を整える術を身につけました。そんな中ヒルデガルトに出会い、その奥深い世界観にすっかり魅了されています。

 

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ヒルデガルトの宝石療法

今回はヒルデガルト・ファミリエのセミナーで宝石療法を学びました。他にもホメオパシー、フラワーエッセンス、生命組織塩などのテーマがあります。昨年受けたセミナー「緑の薬箱」がとてもよかったので、再度の受講になりました。

 

www.hildegardfamilie.com

 

大阪で行われるはずだったのですが、急遽Zoomでの開催となり、慌てふためいた話をブログにも書きました(笑)

 

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急遽送られてきた教材

セミナーではたくさんの実習が含まれていましたが、Zoom開催なのでおそらく講義になるのだろうと思っていたら、なんと実習も行われ楽しかったです❣

 

まずパワーポイントを使った講義で、宝石療法の概要を学びました。宝石療法というと、現代では「ストーンセラピー」「ストーンヒーリング」として生活に取り入れている方も多いのではないかと思いますが、今日の宝石療法の礎を築いたのがヒルデガルトの宝石療法だそうです。人類と宝石の関わりの歴史は古く、古代ローマやギリシャの時代から宝石は治療に用いられていたというから驚きですね。

 

宝石には全宇宙が映し出されている・・プリニウス(テキストより)

 

Zoomながら、6つの実習をこなしましたよ💛
途中皆さんが画面から消えて、台所から水を持ってきたり、テーブルの上を慌てて片付けたり、作っている最中の様子が伝わってきて、大変臨場感ある実習になりました❣

 

詳しい内容はご紹介できませんが、教材に入っていた地中海の石に、作ったばかりのローズストーンマッサージオイルをたっぷりつけて、手の平や甲、指の間など経絡に沿ってマッサージしたらすごく気持ちよく癒されました💛

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Zoom実習で作ったもの

宝石療法と言うと、宇宙や自然の神秘に興味のない方からは「怪しい」「オカルト」なんていう声が聞こえてきそうですが、、。

 

人間がこの星の主役だと錯覚していると見えにくいことも、太古の時代から存在している植物や鉱物に目を向けるだけで、その波動を感じ、この世界には主役も脇役もなくすべてがつながっていることがわかります。

 

宝石は地殻変動で少しずつ成長した地球の記憶を持った存在、その宝石の持つ波動が私たちを浄化してくれたり、自然治癒力に働きかけてくれたりするのです。だからこそ宝石にまつわる伝説や神話がたくさん存在するのでしょう。宮沢賢治も小学校時代から鉱物採集に熱中していたそうで、その作品にも鉱物がたくさん出てきます。

緑の力 ヴィリディタス (Viriditas)

「永遠という力がある。その力とは緑である。」ヒルデガルト・フォン・ビンゲン

 ヴィリディタスという言葉はヒルデガルトの造語で「緑の力」「大地の癒し」と訳され「生き生きとした新緑のような、活力に満ちた生命の源」を表し、対義語は「メランコリー」(憂鬱)だそうです。そう聞くとイメージしやすいですね。

 

大自然や宇宙とのつながりの中で、小宇宙である私たちにも元々備わっていたであろうヴィリディタス。現代社会の暮らしの中で、いつのまにか消耗してしまっているのかも。なんとか蘇らせないと!

 

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ヒルデガルトは幼いころから幻視などスピリチュアルな能力に長けていて、42歳の時に天から「ヴィジョンを公開せよ」というメッセージを受けたくさんの書物を残しました。そして

「必要な時にわたしの知識はその時代に現れる」と予見したそうですが(テキストより)、800年もの間埋もれていたいにしえの叡智が現代で再び注目され始めたのは果たして偶然でしょうか・・?

 

まだまだ勉強中の身ですが、いつか機が熟したらドイツの聖ヒルデガルト巡礼教会を訪れ、その叡智に触れ、ヒルデガルトの軌跡を辿る旅に出たいと思っています。いつになるかなぁ。