ずっとヴィーガン暮らし

薬草学の母ヒルデガルトに憧れて植物療法を学んでいます

ひどかった花粉症、いつの間にか治っていました

今週のお題「花粉」

 

私も重度の花粉症でした。大学生の頃に発症し、その後〇十年もの間、春は目がかゆい、くしゃみ連発、鼻水たらたらの毎日。枕元にはティッシュの山。人前に出るのも煩わしくなるほど辛い季節でした。

 

それでも一度も薬を飲んだことはありません。どこかで「対処療法はその場しのぎで、どうせ毎年繰り返すだろう」とわかっていたからです。特に対策もせず、目や鼻の下を真っ赤にしながら、なんとかその時季をやり過ごしていました。

 

ところが、この10年ぐらいの間で徐々に気にならなくなり、今ではすっかり治ってしまったようなのです。特に何をしたという覚えもありませんが、長年のヴィーガンの食生活や10年以上続けているヨガ、毎日飲んでいるハーブティーなどで、少しずつ体質が変わったのかもしれません。

 

花粉症だけでなく、以前は35度台だった低体温もいつの間にか改善し、駅の階段を上ると後ろにふわっと倒れそうになるくらいの貧血もすっかり治ってしまいました。お陰様で今は風邪ひとつひかない年が続いています。

 

素人考えですが、病はバランスの崩れから、その人の一番弱いところに症状として出て来るのではないかと思います。ヨガなどで血流がよくなり代謝が上がると、体の詰まりや滞りがなくなり、体全体が整ってきて、結果的にいろいろな症状も改善していく。時間はかかりますが。

 

改善したとはいえ、花粉やPM2.5 、感染症予防などで、日々気をつけていることはあります。

 

①鼻うがい

 意識的にやらないと洗えない鼻の中。数年前から鼻うがいが日課になりました。色々な製品を使ってみた結果、辿り着いたのがこちらのニールメッド。

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36度程度のお湯をボトルに入れ、専用の生理食塩水を混ぜ、鼻の中を片方ずつ洗います。反対の穴から水が流れてくるのですっきりしますよ。以前に使っていたものより、ストロー部分が太いので勢いがあり、気に入っています。
 

気をつける点があります。

 

必ず一度沸騰したお湯を使うこと。最初は面倒で、蛇口から出るお湯をそのまま使っていたら、ある時大変なことになったのです。

 

いきなり鼻が強烈にツーンとして耐えられない痛みに襲われたのです。初めての経験で何か化学薬品でも鼻に入ったのかと思いました。

 

考えてみたら、毎日蛇口のお湯で鼻うがいをしていたので、知らず知らずのうちに、鼻の粘膜が塩素にやられていたんだと思います。それがある時ピークに達し、体がもうやめてと危険信号を出して教えてくれたようです。

 

それ以降、面倒でも一度沸騰させているので問題ないです。本当はヨガをする人が使っているゾウさんの鼻のような容器の鼻うがいに憧れるけど、耳に入りそうで無理。 


サイナス・リンス スターターキット 洗浄ボトル(240ml) + 調合済みサッシェ 30包

 

②喉うがい

毎朝、起きてすぐに自家製チンキでうがいをします。最も抗菌力が強いハーブと言われるタイムと喉の痛みによいとされるセージで作りました。携帯用に小瓶に入れて、外出時も持って行きます。

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口の中と喉がきれいになってからお白湯を飲むのが朝の習慣です。外から帰ってきた時、寝る前にもチンキでうがいをします。作り方は以前ご紹介しました。

retoriro.hateblo.jp

 

③蒸気吸入

 マグカップに熱湯を注ぎ、ペパーミントユーカリティートリーなどの精油を1.2滴たらして蒸気を吸い込みます。スーッと鼻通りがよくなってすっきり。マスクに一滴落としてもOK(直接肌に触れないところに)

 

他にも首や胸元をオイルでマッサージしたり、忙しい時はただ嗅ぐだけでも、鼻や喉がすっきりしますよ。

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④春季療法

 古くから薬草療法の伝統があるヨーロッパでは、春季療法と言って、春の花粉症が出る前からハーブを食べたり、ハーブティーを飲んだりして、花粉症に備えます。(前の年の12月ごろから飲み始めるとか)

 

とにかく花粉症にはネトル。ハーブの本を10冊読めば10冊とも「花粉症にはネトル」と書いてあります。血液をきれいにする浄化のハーブとして知られ、花粉症だけでなく、アトピーやリウマチ、虚弱体質などの体質改善に用いられます。

 

ネトルは以前ふりかけをご紹介しました。 

retoriro.hateblo.jp

 

ネトルだけだと飲みにくいので、エルダーフラワーやエキナセア、ペパーミントなどをブレンドして飲むと相乗効果も期待できます。

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⑤菊花茶で目の湿布

漢方で目によいとされる菊花茶。スマホやパソコンで酷使している目を休ませます。花粉で目の充血や痒みが出た時にも。菊花茶を濃いめに入れて、冷めたらコットンを浸して、まぶたに当てます。

 

または、熱いうちにミニタオルを浸して絞り、目に当てます。個人的には痒みには冷湿布でクールダウンを、疲れ目には温湿布で神経をほぐすのがいいと感じます。 

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菊花茶以外にもカモミール茶やローズの精油を垂らしたものもOK.

 

植物療法は即効性はありませんが、長い年月をかけて体に確実に働きかけてくれます。部分的に効くというよりも、体全体の流れをよくしたり、浄化を促したり、バランスを整えたりすることで、免疫力が高まり、本来の自然治癒力が蘇って来るのでしょう。

 

そして何より植物の持つ癒しの力を、目で見て、香りをかいで、体で感じることで、心も自然と整ってくるから不思議です。せっかくの春ですから、花粉に煩わされずに満喫したいですね。