今週のお題「好きなお茶」
日本茶、ハーブティー、野草茶、薬膳茶など、お茶が好きでいろいろ楽しんでいます。お茶が好き、というよりも「お茶するまったりとした時間」が好きなのかもしれません。
日本の伝統文化である茶道を一度きちんと習ってみたいなと思っていました。でも映画「日日是好日」を観たら、やっぱり無理だと悟りました(笑)黒木華さん演じる主人公が20年以上お茶のお稽古に通いながら、お茶を通して人生の大切なことに気づいていく素敵な映画です。
お茶が好き、でもお作法はちょっと、、そんな私にぴったりなのが「茶ガール」の世界なんです。
茶ガールとは、一品更屋さんが「お茶・お抹茶をもっと気軽に、もっと可愛く楽しみたいと考えている女性を総称して」考えた造語だそうです。
茶の湯の美意識である「侘び」「寂び」に現代日本の美意識である「かわいい」を加え、日本の美を未来へ継承するための、新しいつながりを作りたいと考えている
確かに"KAWAII"は、もはや世界に浸透している日本語。「かわいい」もれっきとした日本文化として定着しているんですね。
そんな茶ガールの「大丈夫な3つのこと」は
・着物じゃなくてもいい
・正座しなくてもいい
・高価なお道具を使わなくてもいい
とにかく「自分なりに、もっとかわいく楽しんでみよう」というコンセプト。
気軽にピクニック気分で「野点」までやってしまおうという茶ガールの今を楽しもう精神はすごいです!
着物で正座の茶室スタイルから、ジーンズでシャカシャカの野点スタイル(中略)シート1枚、光と風を感じるワキアイアイの一期一会
確かにそんな自由な茶の湯スタイルがあってもいいと思いませんか?楽しむことを優先しにくい現代人だからこそ。
風で抹茶が飛ぼうが、茶筅が倒れようが、茶人は動じません。ひたすらエンジョイあるのみ!
わぁ、かっこいいなぁ。「わび、さび、かわいい」を私も見習いたい!真似したい!
うちの娘は高校生の時、お茶部でした。なぜか茶道部とは言わず、お茶部。探してみたら娘が置いて行ったお茶の道具があったんですよ。お宝発見!
さっそく茶ガール気分で野点を楽しんでみよう、、と意気込みましたが、お茶を点てるのは難しく、どのくらいシャカシャカすればいいのかもわからず(汗)まあ雰囲気だけ。でも、お抹茶は美味しかったです。
今日はお天気もいいみたい。
お気に入りのお茶道具と読みかけの本をバスケットに詰め込んで、あの場所まで行ってみようかな?
お散歩して、読書して。
ゆっくりとお茶を点てて、
お菓子と一緒にお抹茶を楽しみましょう。
春の休日。なんて贅沢な一人時間。
こんなふうに気軽にお茶道具を持ち運んで、思うままに一人時間を楽しむことができたら素敵ですね。自由な風を感じます。
ところで、和ハーブを勉強中に知ったことなのですが、宋に留学して臨済宗を伝えた高僧である栄西は、「喫茶養生記」という著書の中で、喫茶が身体に及ぼす影響やはたらきについて次のように書いているそうです。(「日本のハーブセラピストテキスト」より)
「茶は養生の仙薬であり延命の妙術なり」
時代とともにお茶のスタイルは変わっても、お茶を飲み、楽しむことは昔からとても大切なことと考えられていたのですね。
☆お茶の事もいろいろ書いています。